晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニングと気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

「内蔵脂肪を最速で落とす」

副題に「日本人最大の体質的弱点とその克服法」とある。著者・奥田昌子さんには、他にも「日本人の体質」「日本人の健康法」をキーワードにした著書がある。読み進めて行くと、日本人というよりも東アジアの人間の特徴というべき部分もあるが、まあ、読む対…

「体力の正体は筋肉」

「下半身と体幹を鍛えよ!」という帯につられて本書を手にした。いかにもシニア世代を意識したようなタイトル。自分では「シニア予備軍」としてシニアとは一線を画しているつもりだが、傍目にはそんなに違いはないはず。運動量が減ってきた、気持ちが萎えて…

「遠き落日」

福島県にとって野口英世は数少ない全国区の「偉人」だ。こちらも郡山市内の学校に通っていた。よって学校の遠足などで野口英世の猪苗代の生家などには数回足を運んだことがある。今はどうか知らないが、当時は猪苗代湖、五色沼あたりを巡るのと一緒のコース…

Garmin Connect 150k ステップチャレンジ 続

週のステップ数を競う(と言って良いのだろうか)Garmin Connectのステップチャレンジ。週に12万5千ステップをクリア目標とする125Kあたりがちょうどいいと思っていたが、今年は「散歩をするくらいなら短い距離でも走る」と心に決め、日が長くなるのにあわ…

「四十八歳の抵抗」

20代の頃、石川達三にはまった時期があった。当時すでに作家としてのピークではなかったようだったが新潮文庫の棚には青の背表紙がたくさん並んでいたように記憶する。社会派っぽい作風が好きで、芥川賞を受賞した「蒼氓」「青春の蹉跌」「金環蝕」「生きて…

たらば通信10号

鎌倉には行く機会があるのだが目的地がほぼ若宮大路側で、連れがいると江ノ電側(西口)にある「たらば書房」に行きづらい。人をつき合わせたり、待たせたりして書店に入るのも落ち着かない。飲み会があったので「金を下ろしてくる」というと集団から離れる…

「闇の伴走者 醍醐真司の博覧推理ファイル」

実はWOWOWのドラマを見たのが先である。この作品ではなく、「闇の伴走者 編集長の条件」を見た。それもちょっとしたきっかけで。WOWOWから何か営業メールが届いて、サイトへのログイン情報が必要となった。ログインIDやパスワードを再設定している間に、WOWO…

「ネグレクト」

一言で、後味の悪い…いやいや、いわば口にしている最中から嫌な気分にさせられる本だった。大鹿靖明「ジャーナリズムの現場」から、杉山春氏の項を読んで購入した「ネグレクト」。3歳の女の子がろくろく食事も与えられず、段ボールの中でミイラのような状態…

「涙香迷宮」

講談社文庫で竹本健治の作品が続けて刊行されている。過去に「将棋殺人事件」や「囲碁殺人事件」を読んでいるが、「ミステリとして楽しみながらも、将棋と囲碁についての知識も深められるという「一粒で二度おいしい」本だった。 この「涙香迷宮」もそうだ。…

「ジャーナリズムの現場から」

新聞記者が気になるフリーランスや現役の新聞記者、TV出身などの10人のジャーナリストに会って、取材方法やスタンスについて聞いた「ジャーナリズムの現場から」。ジャーナリズムというよりは、ノンフィクションのブックガイドとして読んだ。先日読んだ、本…

シネマ・ジャック&ベティ 年間ベストテン 2017

橫浜のシネマ・ジャック&ベティの2017年の年間ベストテン(投票部門・入場者数部門)が発表された。1位はともに「この世界の片隅に」だった。 アニメ作品が1位になるのは初めてだそうだ。しかし、劇場に足を運んだ「体感」からすると納得。朝一番にチケッ…

「誘拐」

本田靖春を知ったのは、その昔に「ヤングジャンプ」の「栄光なき天才たち」(画・森田信吾)で「不当逮捕」という漫画を読んだときだ。というか、その時には漫画の原作となったノンフィクションの書き手の存在には気づかず、後日、活字で読んでみようと思っ…

「上を向いてアルコール」

定期的に走るようになってから「翌朝」のことを考えて飲むようになった。酒に弱くなった、年齢的に無理が利かないという体力的理由がベースにあるが、気持ちとして随分と抑えが効くようになった。まあ、金銭的な理由もある。とことん飲むには金がかかる。こ…

「もぎりよ今夜も有難う」

ほんのワンシーンに登場しても、その印象が頭に焼きつけられる俳優。片桐はいり。シネマ・ジャック&ベティに彼女の本が置かれていた(閲覧用?)のを思い出し、検索で文庫化されているのを確認し、値段も手頃なことから購入した。3冊出ていたが、映画好き…

「花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION」

岩波書店やみすず書房から本を出していて、ちょっと気になる存在のブレイディみかこ。最近では、朝日新聞にも寄稿していた。とりあえず何か読んでみようと思い、文庫の「花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION」と新書の「労働者階級の反乱 地べたから…

Garmin Connect 最長目標達成日数

Garmin Connectに自己ベストという欄がある。「ステップ」だと、1日、1週間、1カ月の最高記録数の他、毎日設定されるステップ数を何日間続けてクリアしているかという最長目標達成日数というのも一つの指標となっている。「ランニング」だと、1㌔、5㌔、1…

「1985年の無条件降伏 プラザ合意とバブル」

1980年代後半に社会人になった自分にとって、「プラザ合意」は「入社試験に出る必須のキーワード」。「プラザ合意」だけは忘れない。しかし1985年には本書に書いてある通り、いろいろな事が起きた。グリコ・森永事件には新聞を連載小説のように読まされ、疑…

朴葵姫 ギター・リサイタル(紀尾井ホール)

2月21日に新譜が出した朴葵姫(パク・キュヒ)が、二日後に紀尾井ホールでギター・リサイタルを開いた。前半は過去のアルバムを中心に古典系、休憩をはさんでの後半は新譜「Harmonia ―ハルモニアー」のお披露目が主だった。新譜には、押尾コータロー、渡…

「Tarzan RUNがカラダに効く10の理由。」

2月。晴走雨読と銘打ってはいるものの、晴れた日が続いているのに読書の方に傾いている。普段のランニングは朝練が主なので、寒い、暗いが理由だ。朝起きてコーヒーを飲みながら新聞や本を読んでいると、もう外に出る気になれないでいる。そんな時に自分な…

「「最前線の映画」を読む」

集英社インターナショナル新書から、また町山智浩氏の新刊が出た。これまで22冊刊行していて、町山氏の本はすでに2冊目となっている。1冊目の「映画と本の意外な関係!」が「目にウロコ」の要素を多数含んでいたので、この本の購入に躊躇はなかった。「…

「これから泳ぎにいきませんか」、二階堂奥歯さん

穂村弘の書評集「これから泳ぎにいきませんか」を買った。昨年の暮れに「きっとあの人は眠っているんだよ」(こちらは読書日記)と同時に刊行されて、懐具合が苦しくちょっと迷惑だったが、なんせ穂村弘なので無理して一緒に購入した。 最初の方は比較的短い…

月刊みすず 読書アンケート特集 2018年

今年も「月刊みすず 読書アンケート特集」が届いた。ちょうど昨年も同じ日にアップしている。2018年なので、2017年に読んだ本のアンケートである。昨年も書いているが、昨年に読んだ本であって、昨年の新刊とは限らない。 さまざまな分野の人が答えているの…

「抗生物質と人間」

一種の警告の書である。言い過ぎかもしれないが後味の悪い本だ。多くの命を救ってきた抗生物質だが、中には問題(副作用)を起こす、もしくは起こしうるものがある。短期的なものに関しての対策や知見は蓄積できてきたが、長期的な面での副作用はあまり考え…

「書店主フィクリーのものがたり」

2016年本屋大賞の翻訳小説部門で1位となった、ガブリエル・ゼヴィン「書店主フィクリーのものがたり」を読んだ。翻訳小説部門は、2012年(第9回)から新設され、2017年は、トーン・テレヘン「ハリネズミの願い」が受賞している。「書店主」を購入したのは…

「日本の詩歌 その骨組みと素肌」

ちょっと硬いかなと思いつつ、大岡信の本を手にしてみた。この「日本の詩歌 その骨組みと素肌」は1990年代にパリのコレージュ・ド・フランスで、大岡氏が行った計5回の講義をまとめたもの。外国人向けに話したものなら、平易な言葉で、かいつまんで説明して…

「その犬の歩むところ」

「IN★POCKET」の文庫翻訳ミステリーにつられた形で、ボストン・テラン「その犬の歩むところ」を読んだ。特に愛犬家というわけではなく、興味として広がったのはボストン・テランという作家そのものに対して。 年齢、性別不明の覆面作家。訳者あとがきによる…

「呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集」

あけましておめでとうございます。昨年は本の読了の数も走った距離数も停滞気味。今年は100冊/1200㌔くらいを目安にしたい。距離に関してはちょっと甘いが、今年は筋力をつけるのを目標にして、走るための体の環境を整えるのを第一にするつもり。 さて年末…

他言語ではまるで違うタイトルの小説

ある国の作品がその他の国で翻訳されるというのはよくあること。それが原題や内容を踏まえながらも、当該国にあわせたタイトルがつけられることも、またよくあることだ。米出版社Simon & SchusterのFacebookに「10 Famous Books That Have VERY Different Ti…

「傷だらけのカミーユ」

ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」を読了。これで、カミーユ・ヴェルーヴェン警部を主人公とした三部作はすべて読んだことになった。巻末の池上冬樹氏の解説によると、長編はこの3作だが、中編が残っているらしい。池上氏が言うように、これだけ…

湘南国際マラソン2017

二度目の湘南国際マラソン。橫浜マラソンに落選し、二次募集でなんとか出走できる運びとなった。好天に恵まれた大会ではあったが、走り終えて感じたことは月並みながら、「練習はウソをつかない」。かなり教訓めいた意味で実感させられた。 昨年は腰痛のため…