晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニング(最近ちょっと無理している)と気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

「伊藤和夫の英語学習法」

代々木ゼミナールや東進ハイスクールの予備校講師だった佐藤忠志氏が亡くなった。かつて講義を受けたことがある者として、ご冥福を祈りたい。本題に入る前に思い出話となってしまうが、講義の内容よりは、「華のある講師」という印象だった。友人に、(夏期…

第31回こはるパラダイス

立川こはるさんの高座を見に行った。彼女を見るのはたぶん3度目。野毛のにぎわい座の地下2階にあるのげシャーレなる小会場でやる独演会に「こはるパラダイス」なるタイトルがついている。2度は高円寺で見たと記憶する。せっかく地元に来ているので見ちゃ…

磯子区 銭湯巡り

7月末だったろうか、家から一番近いと思える「いなり湯」に入ったら、「横浜銭湯ゆらんシールラリー」の台紙を見つけた。期間は1月26日から11月26日まで。できれば全部制覇したいところだけど、残り期間を考えると約60軒あるすべての銭湯に行くのはほぼ無理…

「犯罪」

なんともシンプルすぎる題なので、妙に気になっていた本だった。フェルディナント・フォン・シーラッハ「犯罪」。題の代わりに著者の名前がちょっと長いか。ドイツ語だと名詞は長めになってくる。著者は弁護士。11話の連作短編からなっていて、いずれも自分…

「わが母なるロージー」

「本屋大賞」翻訳部門やら「このミス」の海外編でも1位だった「その女アレックス」など、いわばカミーユ・ヴェルーヴェン警部を主人公にした三部作の番外編というべきか、中編が残っているというのは「傷だらけのカミーユ」の解説に書いてあった。それがこ…

「不当逮捕」

本田靖春「不当逮捕」を読んだ。再読のつもりで読んでいたが、実は初めてだったらしい。そもそも週刊ヤングジャンプの「栄光なき天才たち」で「不当逮捕」の漫画版を読んだのが、読売新聞の記者・立松和博を知ったきっかけだが、活字でも読んでいると信じ込…

はじめての「避難勧告」

東京にある職場を早めに出たのは、雨でダイヤが乱れるのを警戒しただけだった。横浜スタジアムで行われている横浜ー阪神戦が雷雨で1回裏で中止になったので、それなりの雨なのだろうとも思っていた。 電車は遅れたなりに連絡は良く、割とスムーズに自宅に到…

ランニング@ソウル

海外出張の数は韓国が一番多いはずだが、定期的に走るようになって出向くことはめっきりなくなった。年齢的にあまりお呼びがかからなくなったのが実情か。ただ出張で行くと、相手先と飲んで(もしくは支社の連中と飲んで)、朝は起きるだけで精一杯のことが…

エルトン・ジョン「ホンキー・シャトー」

映画「ロケットマン」を見た。早速、エルトン・ジョンが聞きたくなって、初期のアルバムを買った。なにしろ多作な人だ。何枚かは持っていたけど、映画で使われた曲で見ると、その3~4割くらいしか手元にない。それが多いか少ないかはわからない。で、それ…

「ベランダ園芸で考えたこと」

ペットや植物を育てたあまり記憶がない。小さい時にカメを育てるのに失敗した。それもどうも記憶があいまいで、周りの人間に言われたのでそう思っているだけだ。カメを殺してしまったのか、逃げられたのか、はっきりとした記憶はない。自分は生き物の面倒が…

「キラキラ共和国」

「ツバキ文具店」の続編「キラキラ共和国」が文庫化されたのでさっそく読んでみた。文具店の店主で代書屋のポッポちゃんこと鳩子が、ミツローさんと結婚して、その娘のQPちゃんと家族になるところからスタート。いろんな代書の依頼やちょっと身近な食べ物の…

Garmin Connect ステップチャレンジ 175k からの陥落

Garmin Connectのステップチャレンジで175kの高みまで上ったが、予想通り数週間で陥落した。週に17万5千ステップ(歩き・走り)以上を2週連続で達成し、150kから175kに上ったものの、1週間だけはキープできるステップ数を稼げた。しかし、その後は届かず…

「「他者」の起源」

ト二・モリスンが死んだ。米国人女性で初のノーベル文学賞作家が8月5日に「短期間の闘病」の末、死亡したとの報に驚かされた。最近、本を読んだばかりなのに。ただ彼女のいい読者とは言えない。小説は「ビラヴド」「ジャズ」などを購入しているが、読み切…

「教養としての将棋」

下手の横好きレベルだが、将棋とは長い付き合いだ。サッカーや野球はできなくなったが、将棋だけは続いている。スマホに入れているゲームのアプリは将棋とチェスだけ。下手は下手なりに楽しんでいるつもりだ。まあ、コンピューター相手にやたらと「待った」…

「わが悲しき娼婦たちの思い出」

このご時世、人前では読みづらい本のタイトルだが、雨が降って走れない休日の朝に手に取って一気に読了した。さすがに読ませるな、ガルシア・マルケス。解説を除くと、130ページほどの小説なので、読むにはさほど時間はかからないのだが、それはそれで夢中に…

「神戸・続神戸」

よく知っているわけじゃないが、俳人とばかり思っていた西東三鬼。書店で新潮文庫の新刊を見ると「神戸・続神戸」の表紙でその名を見た。散文も書くのか、この人。帯には「森見登美彦氏 賛嘆!」と書いてある。絶賛でも驚嘆でもなく、賛嘆なのか。変換の選択…

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」

英語の参考書なぞ読む気はなかったが、最近評判なのとヘミングウェイにつられて購入した。この歳でしっかり勉強させられてしまった。頭がドッと疲れた。だからと言って、身についたとは言えないが。なんか大学か予備校の授業を受けたみたい。倉林秀男氏と河…

Garmin Connect 175k ステップチャレンジ

昨日、Garmin Connectのステップチャレンジにて、175kに昇格した。簡単に説明すると、Garmin Connectに登録している人たちが10人~12人ほどに組み分けされ、1週間にどれだけステップを踏んだか(歩き・走り)を測るもの。先々週、先週と一週間に17万5千ス…

根岸森林公園でランニング教室

根岸森林公園でランニング教室が開かれるという。あいにくの雨ながら、霧雨もしくはそれがやや強くなった程度で、むしろ涼しいくらい。ランニングに適しているともいえる。そもそも雨天決行とうたっているが、一応ホームページで中止でないことを確認し、根…

「文楽若手会」

文楽若手会のポスター 東京・国立劇場にて 「文楽若手会」に行ってきた。第7回とあるが、見るのは初めてである。主に安価の観劇につられた形だが、個人的な興味は豊竹咲寿太夫と竹本小住太夫が一緒に見られるというところ。この二人、文楽界のホープとみなさ…

「ミゲル・ストリート」

近親者の葬儀があり、2時間ばかり電車に揺られることになったので、何か一冊持っていこうということで、V・S・ナイポール「ミゲル・ストリート」を手に取った。漠然と小説が読みたいと思っていた。乗り換えもあるし、区切りがつきやすいのがいいだろうと、…

「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」

気持ちが乗らない時に、ランニング関連の記事や本を読んで、自分を奮い立たせることがある。走ること自体に抵抗がないのだが、時間がないからと、30分~1時間ほどダラダラと走り、それでアリバイを作った気になっている。休日などは、走ったから飲もうと昼過…

「地図のない場所で眠りたい」

早稲田大学探検部出身の作家二人による対談集。一人は「謎の独立国家ソマリランド」など、秘境に行ったり怪獣を探しに行ったりと、行動そのものがネタになる高野秀行。もう一人は、「極夜行」で一段と有名になっている探検家・角幡唯介。10歳違い(高野が196…

「ストーカーとの七〇〇日戦争」

この本の中にも「人の不幸は蜜の味」なんて表現が出てきていたが、それが面白いわけではない。まあ、そのような一面もあるかもしれないが。「世界屠畜紀行」「飼い食い」で知られる内澤旬子が記したストーカー体験。実際の被害者が自ら綴っただけに、そこら…

「銀座ナイルレストラン物語」

銀座の歌舞伎座近くにあるインド料理店「ナイルレストラン」。同じ並びに3階建て以上のビルがそろっている分だけ、逆に2階建ての建物が目立つ。昭和通りと晴海通りがぶつかるところにある。ずいぶんと行っていないのだが、初めて連れて行ってもらったこと…

「藻屑蟹」

ニュースサイトでこの作家の存在を知った。赤松利市。除染作業員を経て、作家になった。すでに60歳超。若いころには年収が2千万円を超えていた時期もあったが、仕事も家庭もダメになり、東日本大震災後は土木作業員、除染作業員をして生計をたてた。サイト…

「父のこと」

吉田茂という首相がいた。「という」などとは失礼な気もするが、いかんせん時代は令和。多少の説明は必要とするかもしれない。1946年に総理大臣になり、54年まで5次にわたって内閣を組織している。麻生太郎副総理兼財務相は孫にあたる。ワンマンと称され、答…

「罪の声」

いわゆる「グリコ・森永事件」が起こった頃は20代前半だった。当時はテレビも持たず(持てず)、新聞と雑誌が情報源だった。グリコの社長が誘拐され、青酸入りの菓子が店頭に並べられ、関西弁の脅迫文が企業やマスコミに届く――。警察を手玉に取るような犯罪…

「スッポンの河さん」

帯には、「この男を知らずして、野球を語るべからず‼」とある。副題は「伝説のスカウト河西俊雄」。つまり、昭和めいたニックネームの「スッポンの河さん」はスカウトの「河西俊雄」さんのこと。語る相手は減ってきているが、野球については語る方である。こ…

「言葉と歩く日記」

「献灯使」が全米図書賞の翻訳部門を受賞して以来、多和田葉子がメディアに取り上げられる数が増えてきたように見える。これまで彼女の単行本はほぼ購入してきた。消費活動的にはファンと言ってもいいだろう。そんなに熱烈かと問われればそうでもないような…