晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニングと気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

朴葵姫 ギターリサイタル(東京文化会館小ホール)

  昨日、ギタリスト朴葵姫(パク・キュヒ)の公演に行ってきた。前回聴いたのが、ベスト盤「Favorite Selection」が出た頃だったので、およそ1年ぶりか。今年の前半はスペインに滞在していたそうで、今回のリサイタルのテーマは「旅」だった。

 1985年韓国・仁川生まれ。両親の都合(仕事?学業?)で橫浜に在住し、母親につきあう形で3歳でギターを始めたので、ギタリストとしては横浜出身と言ってもいいかもしれない(上大岡あたりの新堀ギターではないか。新堀ギターは確か)。このギタリストの存在を知ったのも、タワーレコード橫浜店がまだモアーズにあった頃、「横浜出身のアーティスト」として2枚目か3枚目のアルバムが試聴コーナーにあったのがきっかけなので、本人はさほど意識していないと思うが、なんとなく朴葵姫=橫浜なのである。

 

 

FAVORITE SELECTION

FAVORITE SELECTION

 

 

 数年後に一旦帰国するが、ギターは続け、クラシックギター界は韓国よりも日本の方が層が厚いため、韓国での指導者も日本行きを勧めていたらしい。中学か高校にあがるタイミングで父親の仕事が日本であり、その後はこちらが拠点になったらしい。

 さて、今回のリサイタルの曲は、シャコンヌ(J・S・バッハ)、ソナタK.178、K.14、K.391(スカルラッティ)、グランホタ(タレガ)。旅人のソナタ(ブローウェル)、カタルーニャ奇想曲、セビリヤ、アストゥリアスコルドバアルベニス)。アンコールで、アルハンブラの想い出(タレガ)。アンコール以外はプログラムに沿って書いたが、もしかしたら微妙に曲順が違っているかも知れない。MCの時の説明の順が違っていたような気がしている。

 

スペインの旅

スペインの旅

 

 

 年齢的なものなのか、表現力が増した気がする。そして、ギターが小さく見えた。曲を説明して聴衆にイメージさせることによって、耳慣れない曲なども受け止めやすくなったのでは。技術的なことはあまりわからないが、テクに走りがちだったのが、抑制が効いてきたように見えた。

 紅葉の季節はギターだなあ、と雨の上野を歩きながら思った。