晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

横浜マラソン2018

 半年以上、月100キロ以上のランをこなし(まだまだ少ないのは自覚しつつ)、臨んだ横浜マラソン。終わってみれば、反省点だらけ。マラソンに対する姿勢を根本的に見直さないといけないという気持ちになった。

 50代でマラソンに挑戦し、最初に4時間半という記録が出たせいか、多少軽く見ていた気がしている。腰を痛めるまでやっていたサッカーに比べれば少しは楽、などという気持ちがあったかもしれない。練習量を増やせば、当然タイムも良くなると思っていたが、今回は5時間を超えてしまった。2年前の横浜マラソンにゴールした時間には、まだシンボルタワーのあたりをトボトボと歩いたり、ちょこちょこと走ったりしている始末。さすがにサブ4とは行かないだろうが、次につながる4時間前半を狙ったはずだった。(写真はレース前日の赤レンガ倉庫。当日はスマホを持たなかった)

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 ところがそうはいかなかった。敗因の一つは、気温か。今までのマラソンは12月が2回に3月が1回。いずれもスタート時に15度を超える気温ではなかった。当日は11時頃に20度近く。だらだら走ったせいで13時には20度超え。酷暑だったこの夏も月間100キロは走ったが、距離的には小刻みで(あの暑さなのでしょうがないと思いつつ)、通常の練習も朝型。なので20度前後の気温には不慣れな部分があったかもしれない。本番では15キロ過ぎでつらくなった。2年前は高速を出るまでは粘れたのに、半分も達しないまま、一度脚を止めてしまった。

 いやいや根本的な理由と言えるのは、単純に意志の弱さか。腰痛持ちのまま湘南国際マラソンに臨んだ時に、20キロ走って残りを歩いてしまったのが、負の遺産として、自分の中に残ってしまった気がする。その時は当初から予定していたものだったが、その後、どうも気持ちがくじけるのだ。いわば、自分に負けるのが常態化しているようである。サラリーマンなので翌日以降のことを考えもするが、あきらめるラインをちょっと(かなり)前倒ししている気がしている。自分に「忖度」しすぎか。もうちょっと攻めなければ。

 結局は走り足りないのだな、とありがちな結論に達した。レース前に30キロという長い距離を走っていない。年に一度マラソンを走るとなると、年単位で練習プランを考えがちだが、週単位は無理でもせめて月単位でプランを立てて、月に一度は長距離走を入れていくようにしないと地力がつかないのではないか。今回、脚を包むようなタイツにするか、脛や腿だけをカバーするようなものにするか、あるいはテーピングにするかを直前まで迷ったのも、それぞれ装着して長距離を走った経験がないためだ。自分なりのデータの蓄積のためにも長い距離をいくつか試してみるべきだった。

 以前、横浜マラソンは〝過保護〟だと書いたことがある。給水所が多く設けられ、いろいろな応援があるためだが、今回はその〝過保護〟に救われた。早々と足が止まったせいか、前回よりも応援イベントや沿道の人が目に入った。たくさん声をかけてもらって、非常に力になった。声援が力になるってあるんだなと改めて思い知らされた(こういうタイプじゃなかったはずだが、歳なのだろうか)。

 今大会の不満を言うなら、会場入りまでの仕切りが悪い。2016年の時は、もっとスムーズだった記憶があるが、参加者が数千人増えたので身構えすぎたのだろうか。もっとスムーズに参加者がパシフィコに入れるようにすれば、レース前のトイレ混雑などは人数をもっと散らせたと思うのだが。

 まあ、終わってしまえば、結果は残念ながらも、来年も走りたいという気持ちでいっぱいだ。せっかくの地元の大会。来年も参加してリベンジが果たせればと思う。さあ、11月からまた練習だ。