前回に引き続き、書店の開店で書かせてもらう。いまどき、TSUTAYAなり蔦屋なりがオープンしても珍しくはないかもしれない。しかし、この7日に開店した先はかつて20年ほど住んでいた新山下。昔、宇徳などの倉庫だったところは開発が進み、マンションやら大型店舗が出来ていて、自分が住んでいた時代とは違い、人が集まる場所となってきている。これまた昔、道路沿いにセガのゲームパークみたいのが出来て、早々に撤退したのも見てきただけに、大型店舗が出来ても定着するか不安だったが、スーパーマーケットのOKやしまむらは健闘しているといっていいだろう。しかし、新山下に書店ができる時代がくるとは。
島忠ホームズ新山下店の2階にTSUTAYA BOOKSTOREが入った。書店が増えることは歓迎している。車に乗ってくる人が多いところだけに、品ぞろえはファミリー向けと言っていいようだ。児童書が充実していて、遊ばせるスペースや学習机で本を読んでいる子供たちがいた。学習机は家具を販売していた時の名残りか、それとも(まだ)売り物なのかはわからない。
岩波文庫などは置いていない。やはり買い取り制なのが響いているのか。ホビー関連などは多少充実しているように見える。TSUTAYAらしく、趣味のコーナーの棚に一緒に並んでいる文庫や新書をみるのは楽しい。学習参考書は、それなりにそろえているが、大学受験用となると、駿台やZ会の棚はない。ただ、英語に関して言えば、研究社から出ている伊藤和夫の本があったりして、ちょっと面白い選択だった。チェーン展開しているだけに選択にちょっとしたノウハウがあるのかも。
住んでいた時期にあったら、毎日のように通ったはず。当時は元町に高橋書店と石川町駅近くに新刊書店(名前が思い出せない)があった。見晴トンネルをくぐって、本郷町や千代崎町の本牧通り沿いにも、大きくはなかったが、数店舗あった。それでも新山下に書店はなかった。
今の住まいからはランニングコースにもよるが、通常選択しているコースだと4.5キロくらいの場所にある。早朝ランが基本だが、今は寒いし、時間を遅らせてランニングの帰りに寄るのもよさそうだ。ちょっと遠いが地元の書店として定着してほしい。