晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニング(最近ちょっと無理している)と気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」

 気持ちが乗らない時に、ランニング関連の記事や本を読んで、自分を奮い立たせることがある。走ること自体に抵抗がないのだが、時間がないからと、30分~1時間ほどダラダラと走り、それでアリバイを作った気になっている。休日などは、走ったから飲もうと昼過ぎにはビールを流し込んでいる始末。これではいつまでたっても進歩はない。どこかでストップをかけないと。

 小出義雄監督(別に自分の監督だったわけじゃないけど)が亡くなって、ほぼ2カ月。考えてみれば、これまで小出監督の本は読んだことがなかった。たぶん取り立てて特別なことが書いてあるわけじゃないと思っていたからだ。この「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」には確かに目新しいトレーニングが示されているわけじゃない。でも妙に説得力があるのだ。これまでのランニング本は売っちゃって、サブ4達成まではこの本だけでいいやという気にさせられた。

  読み手である自分が小出監督の情報を持っていて(高橋尚子さんを育てたとか、名伯楽だとか)、それが説得力につながっているは間違いない。実はその昔、小出監督がある集会(ある陸上関係の故人を偲ぶ会)に現れて、集まった趣旨とまるで違う話(Qちゃんの話)をし始めて、「この人は陸上界の長嶋茂雄か」と思ったこともあった。それでいて憎めないのだ。逆になごんでしまった。

 想像するに、この本は小出監督の講演か、監督からの聞き書きを誰かがまとめたものではないか。その分、フランクな言葉で語りかけるように書かれていて、つまり「体に負荷をかけろ」というよりは「ゼーゼーハーハーさせろ」といった風に書かれていて、なんか身近な気がしている。

 サブ4、サブ3を達成するための13週間の練習法が書かれている。もちろん、タイトルに沿って、後半勝負の練習法だ。詳しく書くとネタバレになるが、サブ4なら、週3回のポイント練習(きつめの練習)で計5回の練習。サラリーマンに配慮してか、1時間を超える練習は週末以外にない。それでも平日のポイント練習はちょっと負担を感じる。でも1時間だ。ウォームアップやクールダウンを合わせても1時間半もあれば十分だろう。時間的には大丈夫だが、疲労度がやや心配。朝一番で、自分をいじめることができるかどうかが鍵だ。5キロのトライアル1回がいいところか。どこまでスピードをあげて自分をいじめられるか。

 約10週間、体への負荷を高めて、本番に備えて3週間調整する。12月にレースがあるが、これから始めると7月、8月と暑い時期にぶち当たる。練習期間を1カ月くらい多めにとってゆったりと負荷をかけようか。

 とにかくこれまでの4回のマラソンで最後まで走り切ったことはなく、途中で必ず脚を止めている。それなのに後半にペースをあげるなんて、現時点では夢物語としかいいようがないが、練習法や回数はアレンジしながら、この本に沿って走ってみようと決めてみた。結構、厳しいんだよね。どこまでできるか。