晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニング(最近ちょっと無理している)と気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

はじめての「避難勧告」

 東京にある職場を早めに出たのは、雨でダイヤが乱れるのを警戒しただけだった。横浜スタジアムで行われている横浜ー阪神戦が雷雨で1回裏で中止になったので、それなりの雨なのだろうとも思っていた。

 電車は遅れたなりに連絡は良く、割とスムーズに自宅に到着。雨も収まったか、じゃ風呂でもと思った矢先にスマホがこれまでに聞いたことがない音を発した。マナーモードにしてあったはずである。しかも自分の物だけはなく、家族のも一斉に鳴った。東日本大震災の時の音と比べるとややポップな感じだが、けたたましいのは間違いない。ちょっとした緊張感が走った。ただ大雨の特別警報かなと思っていた。

 機械音声が発したのはなんと土砂災害の避難勧告。レベルは5段階で上から2番目だが、トップは避難指示ですでに被害が出ている前提。実質的な避難指示といってもいいかもしれない。ピンポイントでは自分の住んでいるところではないが、周囲がほぼ避難勧告の地域である。考えてみれば、子供の夏休みの宿題で周りの傾斜がきつかったり道が狭かったりして、救急車や消防車が入り込めない場所を調べたばかり。横浜は坂が多いという認識はランニングによって体で感じていたが、100メートル、200メートルと進むとそもそも警戒が必要なエリアがあるのを実感した。

 しかし体は動かないものである。もちろん自分の地域は一応対象でないというのもあったが、避難ってどこにすればいいのかというのがピンとこない。どこか自分は大丈夫と思ってしまうのだ。ウェザーニュースのサイトで土砂災害の危険度を見ると紫で覆われている。確かにこうなると横浜市の中区や磯子区金沢区も含まれている。

 避難所となり得る学校は周囲に数校ある。しかし夜で暗いし、動いている間にまた雨が降るのもやっかいだ。横浜では2360世帯に避難勧告を出したが、避難したのはたったの10人だったそうである。九州でレベル5が出たことも、その被害も知っているはずだが、いざ自分がとなると、行動に起こせないものである。報道を見ながらも、自分のところは大丈夫だと高をくくっている部分があるのだろう。

 翌日、テレビなどで大雨の爪痕を見ると、自分の周囲でも起こりうることばかり。窓から見える道路沿いにある家やそれこそ自分が住むマンションが傾いたり、倒壊したりすることだって頭に入れておく必要はある。それをカバーするおカネの手配などを考えるとそれはそれで頭が痛いが、最低限、命を守ることは備えておかないと強く思った。