晴走雨読 横鎌日記

無理しないランニング(最近ちょっと無理している)と気ままな読書について綴ります。横浜と鎌倉が中心。映画やお出かけもあり

「ブラームス」

 クラシックには明るくないのだが、ブラームスは結構好きだ。とはいえ、詳しいわけではない。このドイツの作曲家が好みになったのはある映画がきっかけになった。パトリス・ルコント監督の「仕立て屋の恋」。この作品のおかげで「ピアノ四重奏曲第1番」だけは相当聴いている。あとはクラリネット五重奏曲くらいか。ピアノ四重奏曲については映画で使われたものかどうかは知らないが、アマデウス・クァルテットとペライアの演奏のCDを持っている。ルイ・マルの映画にもブラームスが使われているし、フランソワ・サガンには「ブラームスはお好き」という小説もある。フランス人はブラームス好きなのだろうか。

ブラームス (河出文庫)

ブラームス (河出文庫)

 

  それはともかくとして、短調とか長調とか書かれてもピンとこないし、音楽用語もわからないが吉田秀和ブラームス」を読んだ。吉田氏(1913-2012)が書いた、ブラームスについての文がまとめてある。ブラームスの評伝めいたパートが多くて、音楽的な知識はなくても、おもしろく読んだ。ドイツ三大Bと言われながらも、バッハとベートーベンには遅れをとっている印象を持っていたが、やはりなかなか巨匠である。

 当然、クララ・シューマンとの絡みの部分に多くが割かれている。不倫関係だったのか、とにかく絆の深い人間関係だったのかと決め手になる部分は明らかにはされないが、とにかく濃厚な関係だったことがよくわかる。

  ブラームス交響曲は4つ。4つならすべて聴いてみたいところだ。悩みつつ、サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルハーモニック管弦楽団を選んだ。交響曲別に最良のCDを選ぶべきかもしれないが、そこまで知識はないし、手に入れやすさを優先した。指揮者やオーケストラで優劣を判断するほどクラシックはわからないが、ラトルなら無難なところではないか。第4番には、イエス「こわれもの」でカバーされている曲が出てきて、往年のロックファンにはたまらない。そうそう「Brahms and Cans」という曲だった。

こわれもの

こわれもの

 

  吉田氏によると、交響曲1番はベートーベンの九つの交響曲を受け継いだ「第十番」という評価もあるという。せっかくだから、ヴィオラやヴァイオリン系のCDを手に入れて聴き込んでみたい。ブックオフ巡りの新たな目的になりそう。