晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

「サブ2.5医師が教えるマラソン 自己ベスト最速達成メソッド」

 走り始めて何年か経っているものの、初心者レベルの自分にとっては役に立つ部分がいくつかあった。サブ2.5のランナーというのはあまりに遠い存在で、自分からすればレースでは背中すら一度もみないままゴールしてしまうようなランナーであろう。著者の諏訪通久さんは「陸上アスリート外来」を設けた医者で、スポーツドクターやランニングドクターの肩書を持つ。アマゾンのレビューを見ると、結構高評価が多い。反面、既知の事を並べているだけという批判もある。批判派はそれなりのレベルのランナーのようなので、自分には得るところがあるとの判断で購入した。

サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド

サブ2.5医師が教える マラソン自己ベスト最速達成メソッド

  • 作者:諏訪 通久
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2019/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 昨年末にGarmin Sportsなるアプリをダウンロードして、練習法などを参考にさせてもらっている(一つこなしたところでブログに書かせていただきたいと思っている)。練習法の説明や用語でわからない言葉があり、ネットで調べてもピンとこないのがあった。この本で解消し、練習法をイメージできた。これだけで、個人的に高評価。

 シューズの寿命が「内部のクッションがへたった時」というのも、レベルの低い個人練習者としては目から鱗だった。しかもクッションの回復に48時間ほどかかるので、交互に履いた方がいいという話。なるほど、家の者がそれで納得してくれるかどうかは別として、練習用としてもう一つ、二つ必要そうである。早速、B&Dに行って物色してみようか。スポーツショップで、最近のシューズの寿命は500キロから700キロになっているかもなんて聞いていたが、ナイキの厚底などは逆に短いらしい。最近、LSD中心でしつこく練習しているので距離も当然伸びてきた。なんか買いたいなあという気持ちがむくむく。

 ケガに関する部分もありがたかった。腰痛持ち以外はあまりひどいケガはないのだが、備えあれば憂いなしで、日々老いていくのだけは間違いないのだから、気を付けていきたい。

 速いランナーほど、タイツを履いていない理由が分かったし、自分の食事や睡眠はさほど悪いほどでもないともわかった。何と言っても「適正体重」。うーん、道のりは遠いと思った。酒は減らせるけど、やめられない。ただ、あせってもしょうがないということだけははっきりわかった。

  一読して思ったのは、トレーニングから体調管理までを網羅した「ランニング事典」として使えそうだということ。できれば、いずれ内容をアップデートして文庫化してくれるとありがたい。この出版社は「だいわ文庫」なるものも刊行しているはず。そうしたら、もう一度買ってもいい。コンパクトにして、手元に残しておきたい内容がいくつかあった。