晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

きく

「古くて素敵なクラシック・レコードたち」

村上春樹さんの小説には、音楽が登場してくる。ジャズもあればポップスもある。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」あたりはクラシックも出てくる。小澤征爾さんとの対談もあるし、相当に詳しいのだろう。この本は、村上さんが持っているクラシッ…

「志ん生の食卓」

正直、古今亭志ん生の高座は見たことない。1973年に亡くなっているので、見たとしてもテレビだろう。当時は、落語という芸すら認識していなかったと思う。息子の志ん朝はなんとか生で見ている。江戸を体現した華のある落語家だった。父親の方はもっぱらCDで…

「宮沢賢治のオノマトペ集」

ひょんなことから、宮沢賢治を読む機会があった。わざわざ本を購入しないまでも、教科書で作品が紹介されているので、宮沢賢治に全く触れずに大人になるというのは難しいはずである。短い作品を2、3つ読んで数日して、ふと書店をのぞいてみると、この本が…

「指揮者の役割」

どうもわからない仕事の一つが、オーケストラの指揮者。ここのところ、クラシック系の本はよく読むのだが、何かビシッとはまらない。それなりにリハーサルをして、曲の解釈を団員にしっかり伝えていれば、コンサートの本番にはいらない気がする。となると、…

「山本直純と小澤征爾」山本編

クラシック音楽の世界最上位の一人として活躍する唯一の日本人である小澤征爾さんが、彼の背中をぐっと押し出す存在が山本直純さんだった。いわゆる中年以上は、テレビで彼の顔を認識しているだろう。「男はつらいよ」「8時だよ、全員集合」に、「3時のあ…

「山本直純と小澤征爾」小澤編

単純に山本直純さんについてもっと知りたいので購入した本。「オーケストラがやって来た」は本人が書いたものだし、70年代あたりまでの話なので、2002年に亡くなった人の評伝としては物足りない。この本はタイトルの通りに、小澤征爾さんとの絡みだが、世界…

「オーケストラがやって来た」

クリスチャン・メルラン「オーケストラ 知りたかったことのすべて」が読みたいと思っているが、みすず書房の書籍は高額である。相応のボリュームがあるとはいえ、6000円。消費税込みだと6600円だ。緊急事態宣言が解除され、いまでこそ図書館で借りるという選…

「ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた」

個人的に刺さるタイトルだ。ウルトラQからウルトラマンタロウまで、お付き合いした世代だが、就学前に出会ったウルトラマンとウルトラセブンの印象が強い。ウルトラマンであるハヤタ、セブンのダンを演じた、黒部進と森次浩司(現・晃嗣)に対しては、その後…

「ブラームス カラー版 作曲家の生涯」

勝手ながら、ブラームス・ブームである。中古だと安価で手に入るという点も後押ししている。買いあさるってほどでもないが、ここのところ、週末に1、2枚と買っては家族が起きる前に聴いている。そのせいでランニングに入る時間が遅れている。 前に読んだ、…

「ブラームス」

クラシックには明るくないのだが、ブラームスは結構好きだ。とはいえ、詳しいわけではない。このドイツの作曲家が好みになったのはある映画がきっかけになった。パトリス・ルコント監督の「仕立て屋の恋」。この作品のおかげで「ピアノ四重奏曲第1番」だけは…

第31回こはるパラダイス

立川こはるさんの高座を見に行った。彼女を見るのはたぶん3度目。野毛のにぎわい座の地下2階にあるのげシャーレなる小会場でやる独演会に「こはるパラダイス」なるタイトルがついている。2度は高円寺で見たと記憶する。せっかく地元に来ているので見ちゃ…

エルトン・ジョン「ホンキー・シャトー」

映画「ロケットマン」を見た。早速、エルトン・ジョンが聞きたくなって、初期のアルバムを買った。なにしろ多作な人だ。何枚かは持っていたけど、映画で使われた曲で見ると、その3~4割くらいしか手元にない。それが多いか少ないかはわからない。で、それ…

朴葵姫 ギター・リサイタル(紀尾井ホール)

2月21日に新譜を出した朴葵姫(パク・キュヒ)が、二日後に紀尾井ホールでギター・リサイタルを開いた。前半は過去のアルバムを中心に古典系、休憩をはさんでの後半は新譜「Harmonia ―ハルモニアー」のお披露目が主だった。新譜には、押尾コータロー、渡…

文楽「菅原伝授手習鑑」 六代豊竹呂太夫襲名披露

文楽「菅原伝授手習鑑」を見に国立劇場へ。初日はまだ粗いので避けるか、通の方は初日、中日、千秋楽と出し物がなじむのを楽しむらしいが、あいにくそんな金銭的、時間的余裕はない。初日のチケットがとれたのでそれで良しとする。襲名披露口上を最初に見れ…

文楽「曾根崎心中」

文楽の東京公演「曾根崎心中」を観劇。仕事上、土日しか行けないし、文楽のチケットも決して安くはない。歌舞伎よりは安いが、大勢の人間によってなりたっているのは承知のつもり。でも、事情はわかったからって、懐具合が変わるわけでもない。2月の公演は…

朴葵姫 ギターリサイタル(東京文化会館小ホール)

昨日、ギタリスト朴葵姫(パク・キュヒ)の公演に行ってきた。前回聴いたのが、ベスト盤「Favorite Selection」が出た頃だったので、およそ1年ぶりか。今年の前半はスペインに滞在していたそうで、今回のリサイタルのテーマは「旅」だった。 1985年韓国・仁…

ブルース・スプリングスティーン「チャプター・アンド・ヴァ―ス」

ブルース・スプリングスティーンの熱狂的なファンというほどではない。世代的には、二枚組「ザ・リバー」あたりをよく聴いていて、「ボーン・イン・ザ・USA」「ネブラスカ」までは、「ザ・リバー」の流れから割とわかっているつもりだ。 ボーン・トゥ・ラン …