晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

みる

朴葵姫 ギターリサイタル(トッパンホール)

久々にギタリスト・朴葵姫(パク・キュヒ)のリサイタルに行ってきた。3月の東京公演がコロナで延期になり、この7月に振り替えになっていた。感染者数は今の方が多いのに、不思議といえば不思議である。この振替公演に気づかず、当日券狙いでトッパンホー…

「ジェットコースターにもほどがある」

何で、こんな本を買っているのだろう。書棚を整理していて意外な本をみつけると、ふと思ってしまう。宮田珠己「ジェットコースターにもほどがある」。自分はジェットコースターには乗らない。むしろ避けてきたくらいだ。最後に乗ったのは10年ほど前か。乗…

映画「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」

横浜のミニシアター「ジャック・アンド・ベティ」から招待券をいただいたので(会員なので)、映画を見に行った。写真右の「スージーQ」と「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」で迷ったのだが、若い時のお付き合い度が高い後者を選択…

映画「英雄の証明」

アスガー・ファルハディ監督の「英雄の証明」を見た。昨年、カンヌでグランプリを取った作品だ。ちなみに、カンヌ映画祭での最高賞はパルム・ドールで、2018年の是枝裕和監督作品「万引き家族」がそれにあたる。つまり、このイラン人監督の作品は、カン…

「サッカー店長の戦術入門」

こんな人がいるんだと思った。著者の龍岡歩さんのことである。サッカーのプレー経験はないのに、1993年に幕を開けたJリーグにハマって、テレビ観戦はもちろん、海外の試合まで見に行って、今やJFLを目指すチームの「戦術分析官」。そのチームのおこしや…

歌舞伎「南総里見八犬伝」

チケットを購入した昨年末は、コロナ禍が落ち着いた時期。新橋演舞場や歌舞伎座でも新春興行は行われているが、国立劇場の「南総里見八犬伝」を選ぶのには迷いがなかった。観劇の日が近づくにつれて、感染者数が増えて気が重くなってきたが、購入したチケッ…

「中・高校生のための狂言入門」

ここ数年、横浜能楽堂では毎月第2日曜日を「狂言の日」として、気軽な値段(2200円)で楽しめる公演を提供している。ここのところは、10月、11月と続けて楽しませてもらっている。9月はコロナ禍で席数が制限されていて席を取り損ねたが(動き出し…

「Number(ナンバー)」1029号 猛虎新風伝

欧州サッカーや将棋の特集にも気持ちが揺さぶられるのだが、やはり阪神特集はたまらない。Numberを買うのは将棋特集以来だが、前は書店から巡って振られまくったので、今回はコンビニから攻めた。あまりにあっさり買えて、今時、阪神ファンだなんて野卑な存…

「ユタと不思議な仲間たち」

神奈川近代文学館「三浦哲郎展」を見て、その場で買った本。展示を見なければ読まなかったであろう。近代文学館の友の会に入ったので、展示は無料。名前くらいは知っていたが、これまでは縁のない作家だった。展示で「ユタと不思議な仲間たち」がこの作家の…

「ボクシング日和」

小説は一度も読んだことがないのに、エッセイだけに手が伸びる。購入しているだからいいだろうとは思いつつ、角田光代さんにはちょっと申し訳ない気がしている。映画化されているのはそれとなく内容がわかっているのでなかなか手が出ない。それでいて、どん…

映画「ヨコハマメリー」

順番は映画が先なんだろうけど、監督である中村高寛「ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか」を読んだので、映画も見に行った。本の文庫化をきっかけに、横浜シネマリン、シネマ・ジャック&ベティでリレー上映が始まった。平日を狙っていったが、…

「父のおともで文楽へ」

小学館文庫の棚はあまり見ないが、桜木町駅のBook Expressでは入口すぐに新刊文庫として並んであった。著者の伊多波碧さんについては知らなかったし、過去作品を読んだことはない。コロナ禍で文楽はご無沙汰だし、逆に娘をいつか連れていきたいと思っている…

「はりぼて」

富山のテレビ局が追った、連鎖的な市議の辞職劇。以前にみた、東海テレビ制作の「さよならテレビ」よりずっと面白かった。いやいや東海テレビの作りに劣るところがあったとは思わない。しかしながら、このドキュメンタリー映画「はりぼて」が取り上げた対象…

「野球帽大図鑑」

プロ野球。昔ほどTV放映はやっていないし、試合経過ももはや気にならなくなってきた。しかしながらユニフォームというのは結構気になるのである。これはサッカーも同様で、昔のように買うことはなくなったが、変遷というのは気にしている。野球帽もそうだ。…

「ミッドサマー」と「ヴェニスに死す」

嫌なものを見てしまったが、誰かとその内容を共有したくもある。そんな気にさせられたのが、アリ・アスター監督の「ミッドサマー」である。「祝祭スリラー」「白夜スリラー」とか「青空スリラー」などと形容されている。「スリラー」とのギャップを考えると…

映画「FRIDAY」

横浜市中区長者町にあるライブハウス「FRIDAY」。40年続いている。音楽好きや地元で飲む連中には知られたハコなはずだが、伊勢佐木町や福富町界隈に縁のない人や県外の人にはわからないのも無理はない。クレージーケンバンド(メンバーを絞って)が定例ライ…

「さよならテレビ」

久々のジャック・アンド・ベティで「さよならテレビ」を見た。会員更新時にもらった無料鑑賞の券をそのまま使った。「さよならテレビ」は、「死刑弁護人」「ヤクザと憲法」で知られる東海テレビの制作。先にテレビで放映されたものは、テレビ関係者の間でD…

エルトン・ジョン「ホンキー・シャトー」

映画「ロケットマン」を見た。早速、エルトン・ジョンが聞きたくなって、初期のアルバムを買った。なにしろ多作な人だ。何枚かは持っていたけど、映画で使われた曲で見ると、その3~4割くらいしか手元にない。それが多いか少ないかはわからない。で、それ…

「文楽若手会」

文楽若手会のポスター 東京・国立劇場にて 「文楽若手会」に行ってきた。第7回とあるが、見るのは初めてである。主に安価の観劇につられた形だが、個人的な興味は豊竹咲寿太夫と竹本小住太夫が一緒に見られるというところ。この二人、文楽界のホープとみなさ…

「グリーンブック」

ひさしぶりに人に勧めたくなるような映画を見た。最近、一段と増えた実話ベースの作品だが、多くとはちょっと一味違う。人種差別がより強い時代の、そしてより強い地域を旅する物語を、会話などにコメディの要素を交えて消化しやすくしている。 時は1962年。…

「ボヘミアン・ラプソディ」

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を封切りより早く見る機会をもらった。完成披露試写には「オペラ座の夜」のジャケットをあしらったトートバッグを持った人や、クイーンのTシャツを着た人がたくさんいて、人気の高さを改めて認識させられた。 完成披露試写で…

シネマ・ジャック&ベティ 年間ベストテン 2017

橫浜のシネマ・ジャック&ベティの2017年の年間ベストテン(投票部門・入場者数部門)が発表された。1位はともに「この世界の片隅に」だった。 アニメ作品が1位になるのは初めてだそうだ。しかし、劇場に足を運んだ「体感」からすると納得。朝一番にチケッ…

「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」

「鳥」「スパルタカス」「ベン・ハー」「十戒」「ウエスト・サイド物語」「卒業」「ローズマリーの赤ちゃん」「ロッキー」「エクソシスト」「カッコーの巣の上で」……。この作品群に関わっている夫婦は? ついでにもうちょっと作品名をあげていこう。「レイン…

「ありがとう、トニ・エルドマン」

父親というものは、とかく娘のこととなるとくどくなったり、力が入りすぎたりすることがある。家庭や父娘(おやこ)関係によってもさまざまだろうが、この「ありがとう、トニ・エルドマン」に登場する父親のコミットの具合が尋常ではない。それでこそ、映画…

「イイネ!イイネ!イイネ!」

週末、ジャック・アンド・ベティでレイトショーを見た。クレイジーケンバンドの横山剣主演の「イイネ!イイネ!イイネ!」。この映画を見るのに、これ以上ふさわしいところはない、と勝手に決めつけてチケットを買う。本牧や伊勢佐木町をぶらつく人間の一人…

「セールスマン」

2017年の米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞し、昨年のカンヌでも脚本賞と男優賞を取っていた、イラン映画「セールスマン」を見た。監督はアスガー・ファルハディ。トランプ政権の入国制限令に抗議して、監督と主演女優のタラネ・アリドゥスティがアカデミ…

「人生タクシー」

遅ればせながらジャファル・パナヒ監督「人生タクシー」を見た。パナヒ監督がアッバス・キアロスタミ監督の助監督であったことと、イラン映画は久しぶりとの理由がメインで、ベルリンでの金熊賞受賞は付録みたいものだったが、なるほど受賞も納得という作品…

「シネマ・ジャック&ベティ 2016年 ベストテン」

シネマ・ジャック&ベティの昨年のベストテンが発表された。会員なら、みんなもらっている「瓦版」の転載だが、備忘録代わりに記しておきたい。入場者数と投票による、2分野がある。2016年の上映作品数は313作品だそうだ。必ずしも新作ではない。 入場者数で…

「タンジェリン」

トランス・ジェンダー二人のハチャメチャな(?)クリスマスイブを描いた映画「タンジェリン」を見た。これは橫浜ではやっていない。関東では、現在のところ、渋谷のイメージ・フォーラムのみ。iPhone5S3台で撮った低予算映画だが、結構ホロっとさせられ…

「マグニフィセント・セブン」

説明不要の人も多いだろうけど、黒澤明監督の「七人の侍」(1954年)が、西部劇化されたのが、6年後に公開された「荒野の七人」。で、これがリメイクされたのが日本で公開中の「マグニフィセント・セブン」だ。西部劇の映画を見るのは、あまりに久しぶ…