晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

めぐる

「山の上ホテル物語」

作家が、ホテルに「カンヅメ」(執筆に集中させるために閉じ込めること)にされたなんて文章を読むと、ホテル暮らしができてうらやましいと思ったものだ。実際はそんなのんきなものじゃないだろうけど。文豪がよく利用したことで知られるのが、御茶ノ水にあ…

「裏横浜」

タイトルにつられて読んだのは間違いない。著者の八木澤高明さんの作品も読んだことがない(ただし、「黄金町マリア」という本の題は覚えている)。自分が住んでいる地域にも触れているし、新書なら値段もそれほどでもない。という理由で手に取った。「裏」…

「丹沢夜話」

御殿場線の山北駅から大野山を登る約15キロのトレーニングコースがある。箱根駅伝に出るようなチームがよく練習しているとのこと。フルマラソン並み(以上?)の達成感があるという。いつかは体験してみようと思っていたところに、古書店で「丹沢夜話」と…

「アメリカの原点、ボストンをゆく」

随分と古い本を取り寄せて購入。本の値段よりも送料が高くついた(それでも安い)。あまり米国には興味がないのだが、なんかボストンという都市は好きになれそうな気がして読んでみた。刊行されたのが2007年11月となっている。著者の井上篤夫さんは作…

「サハラ砂漠の王子さま」「モロッコで断食(ラマダーン)」

アマゾンのキンドル本のタイムセールで思わず買った本。しかし、こちらのキンドルが旧型のせいで、写真の表示に随分と時間がかかってイライラした読書となってしまった。純正カバーや充電用コンセントのコードも劣化した状態。そろそろ買い換えないと。その…

「パタゴニア」

南極探検の本を読み、そこからやや北上してパタゴニアの本を読んだ。このような冒険物とか紀行物はハマる。コロナ禍の影響からもしれないが、外への意識が強まっているようだ。椎名誠「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り」を読んだ。パタゴニアという…

「詩人の旅 増補新版」

全集未収録なので、読んでみた。簡単に言ってしまえば、田村隆一はどこに向かおうが田村隆一である。読んだ感想としては、それを再確認したに過ぎない。帯にも〈ニホン酔夢行〉と書いてあるが、読み進めて頭に浮かんだのは、やはり「インド酔夢行」だ。目的…

「星野道夫 約束の川」

平凡社が出している「STANDARD BOOKS」シリーズが気に入っている。当初は、寺田寅彦や中谷宇吉郎などと理系の名文家をそろえていたが、だんだんとジャンルが広がってきた気がする。いまは第4期で松田道雄さんと星野道夫さん。今後、河合隼雄さんや吉阪隆正…

「ぼくの鎌倉散歩」

好きな詩人と言われて、頭に浮かぶのは田村隆一さんである。鎌倉には1970年から1998年に亡くなるまで住んでいた。自分が日雇いのバイトで得た金を握りしめて、鎌倉に行き始めたのは1980年代の半ば。残念ながら本人に会ったことはないが、気張る…

「本屋がアジアをつなぐ」

石橋毅史さんという人は出版ジャーナリストで、書店に関する本を数冊出しているらしい。著書は、韓国や台湾でも翻訳されている様子。ちなみに、石橋さんは「書店」と「本屋」を区別しているらしく、前者は書籍・雑誌の小売店、後者は書籍・雑誌を売ることを…

「いで湯暮らし」

コロナ禍の中だが、大船に足を運ぶ数は少しずつ増えてきた。となると、寄ってみたいのはポルベニールブックストア。入ったからには1冊は買って帰りたいと思っている。しかしながら、困ったことに自分と趣味が近いのである。予算がさほどあるわけでもない。…

「寿町のひとびと」

日本の3大ドヤ街の一つと呼ばれる、横浜の寿町。他に、東京の山谷や大阪の西成「あいりん地区」と並ぶ存在ということになっているが、身近な街だけに怖いという印象はもはやない(昔は多少あった)。とはいえ、知らないせいか山谷や西成と聞くと構えてしま…

「HAMARU」と「STORY STORY YOKOHAMA」

8月と10月に、桜木町駅近くにブックカフェがオープンした。もはや書店のみじゃ勝負にならないのだなという落胆もあるが、カフェ併設であろうが本を置いている場所が出来たのは歓迎している。当初から決まっていたとはいえ、紀伊國屋書店が、駅前のコレッ…

「雨の日はソファで散歩」

読んでから少しばかり経って書いている。大雨の被害があまりにひどい反面、タイトルがあまりにお気楽なので、逆に書きづらくなってしまっていた。報道がコロナと水害から、コロナと猛暑に切り替わってきたが、水害の傷跡は深く、日常を取り戻すには相当な時…

「詩は友人を数える方法」

なんか岩波ジュニア新書にある本のような題だが、講談社文芸文庫から出た、しっかり大人の値段の本だ。もちろん安いことに越したことはないが、読んだ後の満足度は高い。一言でいうと、「現代アメリカ版 奥の細道」か。読んでいて、これは芭蕉だなと思ったが…

映画「FRIDAY」

横浜市中区長者町にあるライブハウス「FRIDAY」。40年続いている。音楽好きや地元で飲む連中には知られたハコなはずだが、伊勢佐木町や福富町界隈に縁のない人や県外の人にはわからないのも無理はない。クレージーケンバンド(メンバーを絞って)が定例ライ…

磯子区 銭湯巡り

7月末だったろうか、家から一番近いと思える「いなり湯」に入ったら、「横浜銭湯ゆらんシールラリー」の台紙を見つけた。期間は1月26日から11月26日まで。できれば全部制覇したいところだけど、残り期間を考えると約60軒あるすべての銭湯に行くのはほぼ無理…

「銀座ナイルレストラン物語」

銀座の歌舞伎座近くにあるインド料理店「ナイルレストラン」。同じ並びに3階建て以上のビルがそろっている分だけ、逆に2階建ての建物が目立つ。昭和通りと晴海通りがぶつかるところにある。ずいぶんと行っていないのだが、初めて連れて行ってもらったこと…

GW中dポイント暮らし(に挑戦)

大型連休は結構なのだが、派手に遊ばなくても出かけるとなるとカネがかかる。前半は雨が降ってくれたので家にこもることが多かったが、晴れたら晴れたでランニング後はどこかで一杯、といった気持ちになる。 年明けにインターネット回線をドコモにしたり、子…

野毛 「叶家」

最近、妙に「叶家」が恋しい。今年に入って2度は行っているはずだが、間が空くと顔を出したくなる。別に樹木希林さんが亡くなったからではない。横浜の人間には言わずもがなだが、この店は樹木希林さんのお母さんが始めて、その後、希林さんのお兄さんが継…

鎌倉宮で「厄割り」、ランナー向け?「お守り」

鎌倉宮の「厄割り石」にて ここ数年、年初に鎌倉江ノ島七福神巡りをしているが、今年はスタート時間を早めて鎌倉宮にも寄ってみた。小川糸「ツバキ文具店」で読んだ「厄割り」をするためである。初穂料は100円。厄割り用の皿は寿司や刺身の醤油受けくらいの…

TSUTAYA BOOKSTORE 新山下店

前回に引き続き、書店の開店で書かせてもらう。いまどき、TSUTAYAなり蔦屋なりがオープンしても珍しくはないかもしれない。しかし、この7日に開店した先はかつて20年ほど住んでいた新山下。昔、宇徳などの倉庫だったところは開発が進み、マンションやら大型…

大船の新刊書店 ポルベニールブックストア

大船に新刊書店ができたと知って早速行ってみた。書店もチェーン展開している大手は生き残っているが(それなり大変だと思うが)、いわゆる町の書店は減るばかりだ。 そんな中、新刊書店が大船にできると知った。鎌倉市も活動エリアに入っている本好きとして…

たらば通信7号 葛原岡・大仏ハイキングコース

天気が良い休日に午前中から昼過ぎにかけて時間がとれたので、迷わず北鎌倉に向かった。春を感じるために、鎌倉を歩こうと決めていたのだ。ルートはベタだが、北鎌倉~葛原岡~大仏のハイキングコース。このコースを通して歩くのは4年ぶりか。北鎌倉から鎌…

大船 ひばり湯

「混んでますけど、いいですか?」 大船のひばり湯に入ろうとしたら、カウンターでこんな事を言われた。いまどきの銭湯がそんなに混んでるわけないと思っていたので、新鮮な言葉だった。せっかく来たので入れてください、と入浴させてもらうことにした。入っ…