晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

「故障しました」

 ランニングと読書について備忘録代わりにでも記しておこうと、前々から考えていたのだけれど、実行できたのが「故障中」の間とはなんとも皮肉なものだ。レースを意識して走り出したのが、ここ2年くらい。10㌔とフルマラソンを一度ずつ経験している。

 レース後に2週間くらい休んだり、筋肉痛はもちろんのこと、足首痛で練習を途中で止めたりしたことは何度もある。しかし、約2週間にわたって練習ができない状態が続くのは初めてだ。練習の目安として活用しているMY ASICSには「故障しました」の言葉が並ぶ。

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 12月のフルマラソンに向けて、距離を伸ばしていこうと思っていた矢先だった。7月の上旬に、そろそろ二ケタの距離を走っておこうとフラットな場所を選んでキロ6分ペースで10㌔走。その数日後に腰回りに違和感が生じ、「筋肉痛か?」と思っていたらそのうち右腿の裏側が張り出した。それでもまだ歩行できる状態だったのでウォーキングに切り替えたが、痛みは次第にふくらはぎへ。いよいよ歩行にも影響しだしたので、休暇中に整形外科へ駆け込んだ(実際は足をひきずって)。

 以前ぎっくり腰の経験もあり、症状から座骨神経痛かと思ったが、医者によると痛みが走る部位が違うとのこと。近々の10㌔走が原因というよりは、蓄積した張りが問題だとか。要は、ストレッチ不足のためか、筋肉の張りが神経を圧迫している状態だそうだ。確かに練習は早朝型なので、出勤時間が気になって練習後のクールダウンというかストレッチはおろそかだったという自覚はある。それに体もかたい。あぐらもちゃんとできないくらいだ。

 整形外科医もランナーだそうで、効果的なストレッチを実演してみせながら、「絶対に体は柔らかくなるから」。「ランニングって体をかたくするんだよ。だから、準備体操とかストレッチとかすごく大事。それにしても、よく湘南国際(マラソン)取れたね。1時間くらいで枠がなくなったんだって」と妙なところで感心された。ランニング人口の広がりを実感した。

 その後、友人の接骨院に行って、マッサージがてらセカンドオピニオンを聞いた。やはり、座骨神経痛にはたまらないという部位を触られて、「ここで反応がないのはヘルニアとかじゃないですね」と言ってくれたので一安心。とりあえず安くないエントリー料は無駄にならずに済みそうだ(ひそかに狙っていたサブ4は厳しいか)。

 仕事が忙しい時期だったうえに歩けないのがストレスになったのか、あせもだと思って放置していたのが実は帯状疱疹とわかり、これまた皮膚科医に運動ストップ宣告を受けた(ちなみにアルコールも)。こうなったら居直るしかない。ゆっくり直して、レースを楽しめる程度の走力を戻していくしかない(帯状疱疹って意外と患部が痛いのね)。