晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

帯状疱疹

 脚の故障よりも帯状疱疹がもっと面倒らしい。

 医者に言われたときは、運動ダメ、アルコールダメを数日間我慢すればいいと思っていたが、人によっては湿疹がおさまってからも神経痛が残るらしい。ひどい人は風が吹いても痛いとか。湿疹が出ている現在も、患部はかなり痛い。

 この帯状疱疹のもとは水痘(いわゆる水疱瘡)で、子供のころに罹ってその症状がおさまってもそのウィルスは宿主から出て行ったりせず、感覚神経節という神経が集まっているところに潜み、「待機」しているのだそうだ。それが加齢や過労で免疫が弱まったところで顔を出すという。これが活性化して、増殖し、炎症を起こすと帯状疱疹になるそうである。

 顔を出す原因としては、過労、ストレス、加齢(50代以降に多く、60~70代がピーク)が主だそうで、女性が罹りやすく、糖尿病やアトピー白血病膠原病などの持病を持っている人、放射線を照射されたり、外傷、ステロイドや免疫抑制薬も一因となるそうだ。ちなみにこの文は、「暮しの手帖」の最新号に載った本田まりこ医師の記事をもとにしている。自分が発症したタイミングで定期購読誌に記事が載るとは。6ページにわたって書いてあるが、読んでいて気が重くなった。

 自分の発症の要因を考えると、ストレスは特定しづらいが、やはり脚の故障が理由の一つと思われる。脚が思うように動かない時期に人と会ったり、仕事の量も多かった。妻には「走れないというストレスもあるんじゃない」と冷やかされたが、そろそろ距離を伸ばし、体に負荷をかけようとしていた矢先だったので、それもあるかもしれない。

 幸い、薬が効いて発疹はおさまりつつある。ウィルスを抑える薬を飲み終えたら徐々に軽い運動を始めてもいいとのこと。2週間後は思いっきり走ってもいいですよとの言葉もいただいた。(脚もこの間に治さないと)

 怖いのは、帯状疱疹後神経痛が残る可能性があること。皮膚がきれいになっても痛みがなくならない場合があるそうだ。しかも特効薬はないとのこと。痛みの程度や感じ方は様々なそうなのだが、現状の痛みも相当なもの。これが残るのはかなりしんどい。現在はこれにビビっている状態である。

 「暮しの手帖」の記事の趣旨は、水痘ワクチンを接種しなさいということ。日本の場合は費用は自費で、おおよそ1万円で、ワクチンの効果は10年ほど続くらしい。ワクチンを打つと、帯状疱疹の発症率とその後の神経痛を抑える効果があるそうだが、それでも6分の1に減る程度らしい。記事では接種する価値があるというが、なんか微妙だな。