晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

BS日テレ「サブ4!!」シーズン1 函館マラソン編

 再放送だったが、BS日テレ「サブ4!!」なる番組をじっくりと見る機会があった。現在はシーズン2が放映中(木曜夜9時)。再放送で見たのは、シーズン1のクライマックス。俳優やアナウンサーなど女性3人が4カ月ほどの準備期間を経て、フルマラソンの4時間切りに挑戦するというもので、放送はそのレース本番を収録したものだった。

 3人とも自分よりはかなり若いが、ランナーとしてのポテンシャルはほぼ同程度と思っていた。一緒に見ていた子どもに「どちらが速い?」と聞かれ、レーススタート直後は「同じくらい」と答えていたのだが、中盤・終盤のレースを見てしまうと「完全に負けている」と答えざるをえなくなってしまった。なんせ、こちらは4時間半を超えているし、厳密な意味で走り切ったことはない。彼女らはそれぞれ4時間4分、5分、4時間半切りと全員が自分より速くフィニッシュし、しかも脚を止めた様子がない。レースは、函館とはいえ7月。気温は20度近く。番組として女性たちにいろいろなサポートがあって、コーチが併走してくれたり、給水所では水などを取ってくれたりしたようだが、それを含めても立派である。番組として、レースマネージメントを伝える役割もあるだろう。

 ランナーは20代後半2人と30代前半が1人。それぞれ過去にフルマラソン経験があり、いずれも5時間台の記録だった。番組サイトを見ると、能力テストから始まり、シューズの選び方、ストレッチの方法などから始めているようだ。 どうやら準備期間では20キロ走を限度に、それを繰り返して走力をつけていったふしがある。個人としては、次回までには30キロ走を取り入れながらフルマラソンに備えるつもりだが、こんな方法もあるのかと感心。彼女らのレースを見る限り(個人差はあるが)、35キロあたりまではいいペースで走っていた。前半は抑え気味ながら、後半にサブ4のための貯金を作っていくパターンか。最後にやや失速気味になったが、いいペース配分だったように思える。レースでは3人の中で一番遅かったが、4時間28分で走った人は、しり上がりにキロ6分を切るような走りで、レースマネージメントとしては上出来だった。

 印象に残ったのは、番組の片岡コーチ(監督は俳優の永井大)が、マラソンは持っているエネルギーを徐々に吐き出していくようなイメージで進める、といったことを話していたこと。言われてみれば、そうだろうなと思いつつ、そんな発想で走ったことはなかった。今後、心構えに少し変化があるかもしれない。

 レース模様の放映だったが、過去の練習シーンも流していて、けがの時の体幹レーニングのシーンなどもあった。来年はもうちょっと意識してやってみようかという気になった。彼女たちにもできるのなら。というのが、番組の狙いかもしれないが、見事にそんな気持ちにさせられた。現在、放映中なのはシーズン2。個人で練習していてノウハウもさほどないので、時には録画でもして参考にするつもりだ。ただ、アイシングとか、ケアに関しては個人ではしっかりと準備できないのだが…。