晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

緊急事態宣言解除

 先週の金曜くらいだろうか。25日の1都1道3県の緊急事態宣言解除がぐっと現実化した気がした。これはそんな流れなのだなと。もちろん、結果はみなさんご存じのとおりである。

 金曜にコロナウイルスの影響で公開が宙ぶらりんになっていた映画の6月公開をうわさで耳にして、土曜にはこれまで行儀よく営業自粛していた、ランニングコースにあるパチンコ店が開店していた。ずっと閉まっていた桜木町駅の書店も開いていた。月曜に専門家に諮問するとはいえ、この流れに冷や水を浴びせる勇気がある専門家はいないだろうなと思った。

 日曜。世間に先駆けて「自主解除」を決めた。期間中、初の外食である。無性に食べたくなったのがなぜか、天玉うどん。家の者からも、立ち食いそばでクラスターが生じたというニュースは聞いたことがないから、いいんじゃないというお許しが出た。で、行ったのが桜木町駅の野毛側の改札横の「川村屋」である。

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時折、食べたくなる立ち食いソバ(席もある)「川村屋」

 券売機にカネを入れる手が少し震える。ちょっとした罪悪感だろうか。でもお客さんが自分以外は、一人しかいない。かきあげが結構残っているなあ。川村屋は5月中旬に再開したと思うが、客足はまだ戻ってきていないのだろうか。それとも、この日は暑かったので汁物は売れていないのかもしれない。いつもの味と言えばいつもの味なのだが、すごく新鮮だった。だって、天玉うどんは家では食べないもの。

 ランニングついでに伊勢佐木町の古本屋や、野毛の行きつけの飲み屋の前を通ってきたが、シャッターには以前と同じような張り紙があるだけで、まだ再開情報はなかった。宣言解除がなされたので、そろそろ再開の報が入ってくるだろうか。今日、会社から戻ったら、一回りしてこようかなあ。

 「新しい生活様式」と言われているが、すっかりマスクや手洗いは習慣化してしまった。テレワークが続き、ラジオや音楽を聴きながら仕事をすることが多くなり、個人的には20代くらいの生活様式に戻った感がある。古いCDを持ってきて、どんどんかける。若い時に聴いていたフリージャズとか、レッド・ツェッペリンとか、なぜかヴィレッジ・ピープルとか、バラバラである。

 この間、取り戻せたのが読書欲みたいなもの。テレワーク開始直後は家に居場所がない感じがしたものの、それとなく自分のポジションを見つけられるようになった。せっかくノッてきたので、これは続けていきたい。いままでは電車の中、飲み屋(プロントなども含む)のカウンターで読むことが多かった。

 さて解除。今年に入ってずっと週2回の休肝日を設けてきたが、緊急事態宣言以降は、「非日常」だからという理由で、少量ながらもダラダラと家で飲み続けてしまった。とりあえず一日酒を抜いてみることから始めてみようか。野毛巡りは自粛して、明日以降にしよう。