晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

「Number(ナンバー)」1029号 猛虎新風伝

 欧州サッカーや将棋の特集にも気持ちが揺さぶられるのだが、やはり阪神特集はたまらない。Numberを買うのは将棋特集以来だが、前は書店から巡って振られまくったので、今回はコンビニから攻めた。あまりにあっさり買えて、今時、阪神ファンだなんて野卑な存在は少ないのかもしれないと思った。ここは横浜。DeNAマーケティングの上手さのせいか、ずいぶんと地元のファンが増えてきた。非常に健康的な事だとは思う。10年前には、ここまでベイのユニフォームを飾っている居酒屋はなかった。

  こっちだって、プロ野球の存在を知って以来の阪神ファンである。約半世紀。しかし年嵩がいったせいか、昔ほど野球中継にしがみついたり、結果に一喜一憂したりすることはない。阪神ファンで結果に一喜一憂してると体が持たないような時期が長くあった。逆に言えば、戦力がどうあれ、それなりに楽しむ術は知っているつもりだ。

 今年は、やはり佐藤輝明の存在が大きい。オフシーズンから韓国リーグから誰をとったとか、補強がどうだとかは多少気にしていたが、シーズンが始まってみないとわからないし、これまでもずいぶんと裏切られてきた(もしくはそもそも見る目がなかった)。昨年のボーアはもう一年様子を見て欲しかったと思ったが、いまや、佐藤輝のおかげで、そんな気持ちも吹っ飛んだ。

 記事のトップは、やはり佐藤輝。個人的には、NBAの八村塁っぽいなあと思っていたが、風貌はともかく、考え方もなかなか大物のようである。どうせプロが頂点なので、高校時代も甲子園出場とかをあまり考えてなかったとか。「深く考えない」「根拠のない自信がある」。なんかモノが違うんだな、この人は、といった感じがする。久しぶりに、「コイツの一発が見られたんなら、今日の試合はいいや」と思わせる選手が阪神に来た。

 あまり緻密という言葉が似合わないチームだが、仕掛けることができるようになってきた。近本、中野、糸原、梅ちゃん、サンズと見ていて楽しい(マルテに関しては、ボーアを残して欲しかった)。藤波の雑さも魅力に思えてきた。三振の多い佐藤輝しかり。攻める意識がなんか楽しい。

 夏場でこけるかもしれないが、今の阪神は輝いて見える。もちろん贔屓目だろう。一度、横浜スタジアムで佐藤輝のホームランが見たい(できれば場外)。こういう選手が、熱狂層以外の客をスタジアムに連れてくるのだと思う。