晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

湘南国際マラソン中止に思う事

 ちょうど一週間前だが、湘南国際マラソンの中止が発表された。オミクロン株の拡大とともに、頭の中に「中止」の二文字はちらついてきていたのだが、「やっぱり」の結果だった。中止が決まった19日は、参加費の返却率が20パーセントからゼロになる境目の最終日で、参加を決めた人たちに少しでも戻そうという配慮だろうか。やはり定員には達せず、1万2千人程度の参加予定だったそうだ。2度のワクチン接種とPCR検査などの「安全対策」を課した大会だったが、オミクロン株ではこれらの対策が通用しないということが、中止決定の決め手だった。

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 多くのランナーの同じだろうが、久々のフルマラソン大会になるはずだった。振り返ってみると、昨年は15キロ以上走ったことがなかった。やはり、自分は目標がないと練習で20、30キロと走れない人間のようである。今回も、先週の土日からゆっくりながら走る距離を増やそうと思っていたところだ。「思っていたところ」であって、まだ実践していないところが自分らしい。

 マラソンの機会はいずれ訪れるだろうとは思っているが、困ったことに歳はまちがいなく重ねている。やはりスピードが落ちている。なんというか、思いっきり走るという行為自体が出来なくなってきているようなのだ。初めてマラソンに挑戦しようとしていたころは、10キロ続けて走るために練習していた時期があったくらいだが、キロ5分というのはさほど高いハードルではなかった。けど、いまでは同じように走っても5分後半から6分、7分とかかる。その代わり10キロ走るのは日常的になってきた。これが成果と言えば成果か。

 昔はサブ4が目標だったが、いまは42キロを通して満足のいく走りがしたいだけである。足を止めずにしっかり走りぬく程度にハードルを下げているのに、走る機会を奪われてしまっている。

 コロナに罹らずに健康でいるから言えるボヤキであることは間違いない。また目標を失ったが、練習法などを見直しながら走る意欲を維持し、「その日」を待ちたい。