プロモーションのメールにつられて、突然参加を決めたトレイルの大会。周りでもやっている人もいるし、マラソン大会に比べて参加費も安いしとあまり深く考えずに手続きをしてしまったが、初参加となるといろいろと金銭的な「ハードル」があることがわかってきた。申し込んだときは、トレイル用のシューズを買わなくちゃとウキウキしていた部分もあったが(消費にはそのような一面もあるが)、要項を読んでいくと、揃えるものが結構あって負担である。
ほぼ体一つでいらっしゃいという大規模のマラソン大会しか経験がないので、「過保護」になっているようだ。トレイルは自然が舞台だし、天候によって変化が激しい場合だってある。主催者が、万が一のことを想定して参加者に伝えるべきことを告知するのは当然だろう。一方で、初参加の大会はトレイル初心者向けの部門でロードレースと大差ない気がして、ここまで必要なのかという気持ちもある。
水や行動食。湘南国際マラソンが環境に配慮してマイボトル・マイカップに移行したので(方針はすでに決まっているが、コロナの影響で本番は次回)、レース中にボトルやカップをどのように携行するのかはそもそも課題だった。湘南の場合は給水ポイントがあるので、そこでボトルに詰め込むか、カップで飲めばいいのだが、トレイルだと自分で携行することになる。となると、ボトルを入れるリュックやベストが必要だ。これは湘南で使いまわせるものがほしい。ベストを着てフルマラソンは慣れないときつい。
レインウェアも必要。天候の変化に備えて携行する必要があるので、ボトルを入れるリュックに一緒に入れたい。となると、コンパクトにたためるウェアがいいのだが、そういうレインウェアは値が張るのである。その他、コンパス、地図、夜間照明、救急セットなど。コンパスはスマホのアプリではだめなのか、午前中から3時間が制限時間のレースに夜間照明は必要なのか。とはいえ、いずれ難度が高いレースにも出たいので、買うならしっかりしたものを揃えたい気もしている。
真っ先に頭に浮かんだトレイル用のシューズについては、専門店の人からは「靴は消耗品なので、今持っているシューズを使っちゃいなさい」とのアドバイスをいただいた。初心者用のレースでトレイル率が低いと思われるので、普通のレース用でとりあえず十分ではないかとのこと。アドバイスに従い優先順位を下げた。
装備はともかく、まずは大会を前にトレイルの場数を踏んでおくことが大事だろう。これまでハイキングとして通ってきた鎌倉のコース。今度はレースを意識して走ってみよう(もちろんマナーとして、歩行者がいればこちらも歩く)。ついでに、すれ違うランナーの装備などもチェックしておきたい。50代の手習いも楽しいっちゃ楽しい。