晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

第17回湘南国際マラソン マイボトル・マイカップ

 3年ぶりに開催された、湘南国際マラソンを走った。結果は散々だったが、むしろレースに参加できた喜びの方が大きい。ごみと二酸化炭素削減の為に世界初のマイボトル・マイカップ持参の参加の大会を謳った大会でもある。給水時間をロスと取り、出場を見合わせたランナーも少なくないはず。感想程度だが、今大会のことを記しておきたい。

ゴール直前。余裕があったようななかったような

 バックパックを背負ったランナーたちが目についた。フルマラソンになると、補給食やスプレーなどを装備して走る人も多いが、400ml以上の水を前もって詰めておくことと明示されていたため、通常の大会よりも「重装備」で走る人が多かった。しかしながら、別にチェックが入るわけでもなく、ボトルを持たずに走る人も少なくなかった。「何か持ったりつけたりするのが嫌」と後ろに並んだ参加者は話していた。自分もそうだったが、湘南マラソンを意識してここ1カ月くらい10キロ以上走る時はマイボトルに水を入れて走っていた。でも、どうやら強制ではなく、推奨だったということか。自分もマイボトルに詰めた水は早々に飲んで、その後はマイカップですべて済まそうと考えて、実際そのようにした。マイカップは、水以外のドリンクを飲む時には便利だし、沿道で応援してくださる人たちがコーラなどを提供してくれることもある。その人たちに紙コップの用意をさせないという意味ではありかなと思っている。エコな大会という趣旨に抗うつもりはないが、もし強制でないのであれば、次回以降はマイボトル持参は遠慮したい。

 マイボトル・マイカップ持参は、ごみとなる紙コップを無くすため。その代わりに給水所を多く設置することでカバーするはずだったが、34キロ~38キロあたりの給水所で水がそうそうに無くなってしまった(区間は正確ではない。記憶としてはそこらへん)。ダラダラ走っていたお前が悪いという批判は受け止めるとして、自分の後にも相当数のランナーはいたはず。遅いランナー用の給食がなくなるという話は、レースにおいてよくある話だが、水がなくなるとはどういうことか。幅広いレベルのランナーを受け入れる大会として、水が必要なのは遅いランナーの方が多いと思われるので、この点は一考を促したい。

 給水所にいるボランティアの人たちも「申し訳ない」「改善すべき点ですね」などと話していた。今日も16度位まで気温が上がったが、もっと上がっていたら、しんどいでは済まない事態が生じていたのかもしれない。あまり大げさにはしたくないが、改めてほしいところだ。

 コロナ禍なので仕方がないことかもしれないが、ランの給食としてバナナ1本を渡されても逆に Too much である。エコを謳っている以上、皮をそこらに捨てるわけにもいかず、ごみ箱が設置している範囲内に食べようとするとそれはしんどい(分けて食べているランナーがいた)。解決法を提示できるわけではないが、これも改善が必要な部分ではないか。

 一方で、レーズンはこれまで手づかみだったはずだが、これは30グラムの袋入りとなった。これは良いと思った。袋を破るのが面倒という人もいるかもしれない。私が好きだからという事もあるが、食べ残し分を酒のつまみにしてこの文を書いている。それはそうとして、手元に残しておいて、走っているときに好きなタイミングで口にするのはいいと思っている。

 こんなことは、再び湘南国際マラソンに参加できたという喜びに比べれば小さい。初めての試みとコロナ禍だけに計算違いの部分もあったに違いない。自ら給水する方式だと記録が出ないと敬遠した向きも多いようで、以前は1日でエントリー枠が無くなった湘南国際マラソンが、レイトエントリーまであったという事に、やはり記録志向のランナーが多いということに改めて気づかされた(大事な指標であることは間違いない)。とはいえ、それでも参加者は相当数で、大規模大会の一つと言っていいだろう。

 年齢的に、いつまでこの大会に付き合えるかわからないが、マイカップの話は別として、来年はもっといい走りをしてやろうとすでに意気込んでいる。