2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
久々に読みたくなった詩集。アブー・ヌワースの名前はなかなか出てこないけれども、アラブの酒の詩集があったなと思い、めくってみた。昔読んだときにつけた付箋が残っていた。いつごろ、読んだのだろうか。 アブー・ヌワースは8~9世紀にかけてアッバース…
翻訳家になりたいという強い希望はないが、一度くらい翻訳書を出したいという気持ちはあるかと聞かれたら「ある」と答えると思う。翻訳物も結構読むし、翻訳という仕事が決して簡単ではないということは、仕事で翻訳めいたことをすることがあるので少しはわ…
歌人・穂村弘が2017年に出したエッセイ集。北海道新聞に掲載された文が主になっている。エッセイや対談、書評など本の刊行数が多い人なので、ファンを自称しながらも、購入はもちろん読むのもそれなりに時間がいる。当然ながら、ほかにも好きな作家がいて、…
出たらすぐに飛びつくってほどではないが、若竹七海の「葉村晶」シリーズは気に入っている。葉村晶は女性の探偵で、ミステリー専門書店でも働いている。肩肘張らない内容に本の話題が絡んでくるのがいい。積んであった文庫本が崩れていて「静かな炎天」が目…