晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「出身成分」

「親ガチャ」なんて言葉が聞かれるようだが、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の「出身成分」は「親ガチャ」の極端な形の表れのように思える。すこし外れるが、正式名称で国名を書いてみると、国名と実情が乖離している気がして笑ってしまう。だからって、…

「仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング」

マラソンが中止になったので、刺激を求めてランニング系の本を読んでみた。練習法や練習ペースなどを見直す参考にしようと思ったところ。「スロージョギング」関連は昔読んだことがあったなあと思いつつ、すぐに読めそうな本書を選んでしまった。著者の一人…

湘南国際マラソン中止に思う事

ちょうど一週間前だが、湘南国際マラソンの中止が発表された。オミクロン株の拡大とともに、頭の中に「中止」の二文字はちらついてきていたのだが、「やっぱり」の結果だった。中止が決まった19日は、参加費の返却率が20パーセントからゼロになる境目の…

「日本の弓術」

つい、買ってしまった。アーチェリーなら五輪の時に気になることもあるが、弓となると、身近なところでは鎌倉の流鏑馬くらいか。表紙の文章を読んで、レジに持って行った。「的にあてることを考えるな、ただ弓の引き矢が離れるのを待って射あてるのだ」。そ…

「カムカムエヴリバディ」2題

NHKドラマはさほど見ないくせに、「カムカムエヴリバディ」の平川唯一さんには興味があって、本を二冊読んだ。どちらも筆者は、唯一さんの次男、洌(きよし)さん。PHP文庫の「『カムカムエヴリバディ』の平川唯一」が唯一の人生をたどった本で、NHK出版の「…

「ゴリラの森、言葉の海」

霊長類学者の山極寿一さんと作家・小川洋子さんのゴリラを巡る対談集。小川さんはこれまで、藤原正彦さんや河合隼雄さんあたりとも対談集と出していて、話の引き出し方などは非常に上手だ。山極さんはゴリラ研究の第一人者で、京都大学総長を務めた。ゴリラ…

歌舞伎「南総里見八犬伝」

チケットを購入した昨年末は、コロナ禍が落ち着いた時期。新橋演舞場や歌舞伎座でも新春興行は行われているが、国立劇場の「南総里見八犬伝」を選ぶのには迷いがなかった。観劇の日が近づくにつれて、感染者数が増えて気が重くなってきたが、購入したチケッ…

「東京の戦争」

コロナ禍で「平時じゃない」という認識があるせいなのか、どうも戦争当時の生活が気になる。前に読んだ清沢冽「暗黒日記」を読んだのも頭のどこかにそんな考えがあったからと自分なりに解釈している。筆者が外交評論家だけあって「暗黒日記」が主に政治の動…

「パタゴニア」

南極探検の本を読み、そこからやや北上してパタゴニアの本を読んだ。このような冒険物とか紀行物はハマる。コロナ禍の影響からもしれないが、外への意識が強まっているようだ。椎名誠「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り」を読んだ。パタゴニアという…

「アムンセンとスコット」

本多勝一さんの本を読むのは何年ぶりだろうか。考えが偏向しているジャーナリストと一般的に見られているが(たぶんそうだが)、冒険ものは読むべきところがあると思っている。自分が若い時に、彼の本はかなり数が出ていた。しかし、現在目にするのは「日本…