晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「世界を、こんなふうに見てごらん」

日本に動物行動学を紹介した日高敏隆さん。たぶん、この本が最後の著作ではないか。自分史的なエッセイでもあり、自然との付き合い方を示すような内容になっている。集英社文庫の夏のキャンペーンで並んでいるのを見て購入したのだが、夏休みに小学生高学生…

「たしなみについて」

背筋が伸びたご婦人にお説教されたような気持になった。いろいろ言われたが、そんなに気分は悪くない。むしろ気が引き締まった。白洲正子「たしなみについて」を読んでみた。本の半分を占めるのは、タイトルの「たしなみについて」。思いつくままなのか、そ…

「うんち学入門」

食事中だったら、ごめんなさい。タイトル見ただけで、いろいろと思い浮かべてしまった場合も許していただきたい。しかし、この本は排泄物について、そしてその役割について書いてあるまっとうな本なので、自分の体や、食事と排泄の関係に興味のある人にはお…

「ここにないもの 新哲学対話」

せかせかと忙しい日々を過ごしていたのに、急に時間が止まったようになってしまった。コロナウイルスに感染してしまったのである。ルートはわからない。感染対策としてやることはやっていたつもりだけど、どこか詰めが甘かったのかもしれない。幸い、1日ほ…

「カモメの日の読書」

どこで読んだのか忘れてしまったが、フランス在住の俳人が漢詩のエッセイを書いていると知った。なんかミスマッチ感が気になって、近くの書店で探しても見つからない。だいたい小津夜景さんって何者なんだ。気になる度が高かったせいで、ついネットで注文。…