晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「英語教育論争史」

仕事を英語で使う日本人は全体のおよそ1、2パーセントだそうである。ならば、中学・高校で必須科目にしなくてもいいじゃん、将来使う人は限られているのだから。ましてや、わざわざ小学校から学ばなくたって…。 こうした議論は100年以上も前から行われ…

「6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む」

この本の存在を何で知ったのかは忘れてしまったが、タイトルからして読書がらみの小説であることは確かなようだし、200ページ程度の本ならすぐに読めるだろうというのが購入の理由だったと記憶する。著者のジャン=ポール・ディディエローランさんの存在…

「カタルーニャ語 小さな言葉 僕の人生」

カタルーニャ語はおろかスペイン語もできないが、この地域には妙に興味がある。この地域にあるサッカーチーム、バルセロナのファンであるということが大きいが、独立投票が行われたり、フランコ独裁時代ににひどい目にあったりと、いろんな本を読むなかで存…

「覇王の譜」

将棋ファンにはたまらない一冊ではないか。プロ将棋のバックステージツアーに連れて行ってもらったような気分になっている。これまでの将棋小説にもずいぶん楽しませてもらったが、細部の詰め方が違う。これまでも棋士への道の厳しさや局面での心理状態は描…

「増補 本屋になりたい」

書店経営にあこがれながら、「せめてあと20年若ければ、やりたいなあ」という年齢に達してしまった(資金という別問題はあるが)。1年ほど前に毎日新聞社を辞めて書店を開業した元新聞記者の話を読んだが、彼は会社勤めの頃から計画的に準備してきた様子…