晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「覚和歌子詩集」

まったくノーマークの本だった。駅併設の書店で見かけて、立ち読み。即購入。ジブリファンや曲を聴いたことがある方にはおなじみなのかもしれないが、自分はまったく知らなかった。「千と千尋の神隠し」は見ていないが(断片的には見ている)「崖の上のポニ…

「英語達人列伝Ⅱ」

日本における英語教育は迷走していると言っていいかと思う。英語ができる人は増えているはずだ。NHKでおなじみの杉田敏さんも、昔と比べてできる人は相当増えたと感じるとおっしゃっていた気がする。コロナ禍や円安の話は別にして、海外旅行は当たり前に…

「ダライ・ラマ六世恋愛詩集」

チベット仏教に強い興味があるわけではない。どんな詩なのだろうという疑問が先だった。じゃ、安いし薄い本だし、ちょっと読んでみようかと。ノーベル平和賞を受賞している、みんながよく知っているダライ・ラマが十四世。この詩人のダライ・ラマは六世で、…

「「普通」ってなんなのかな」

再び、自閉症について考えるために手に取った。障がいを抱えながらもオックスフォード大学院に進学したジョリー・フレミングさんの著書という形になっているが、リリック・ウィニックという人が聞き手となり、彼から聞き書きした部分が多い。 この本の特徴は…

「将棋指しの腹のうち」

先崎学九段。文筆業でも活躍している将棋棋士である。プロ棋士のエピソードや人柄などは彼の筆を通して知ることが多い。将棋界とファンの橋渡し役とも言える。先日の王将戦で藤井聡太王将に挑んで敗れた羽生善治九段について朝日新聞(読んだのはデジタル版…

「自閉スペクトラム症」

4月2日は「世界自閉症啓発デー」だそうである。この日から1週間は「発達障害啓発週間」だ。正直、自分に子どもができるまではそんなに関心がなかった。この本によると、自閉スペクトラム症と診断される人は、1970年代は1万人に1人だったのが、いま…

かなぶん寄席 講談「お富の貞操/小田小右衛門」

神奈川近代文学館に行って講談を聞いてきた。「かなぶん」というのは神奈川近代文学館の略称のようだが、頻繁に開催されているわけでもなく、ここ10年は講談師の神田蘭さんが年に一度出演している。僕は昨年が初めての参加。寄席で聞いたことはあったが、…

「悲しみの秘義」

年度末のせいか、仕事で忙しく書店に行く機会がめっきり減ってしまい、行けた時には少し長居するようになった。文春文庫の新刊を見ていると、普通の文庫とは手触りが違う本があった。素材の説明はできないのだが、いつもの指の滑りがいいのとは別で、少し指…

「やまゆり園事件」

ランキング参加中読書 読んでいて気が重くなる本だった。テーマは、2016年に施設「津久井やまゆり園」を植松聖という元職員が襲い、19人が亡くなり、26人が重軽傷を負った事件である。戦後最悪の事件と称される。気が重くなったのは、犯罪のすさまじ…

2023 三浦国際市民マラソン

ランキング参加中ランニング 4年ぶりに開催された三浦国際市民マラソンに参加した。もちろんできなかったのは、コロナウイルスが理由である。今年は第38回で、今回の参加賞Tシャツは黄色なのだが、同じく「38th」とプリントされているが、別な色のTシャ…