晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「アレックスと私」

英語の悪口で、bird brain という表現がある。「馬鹿」とか「あほ」に値する言葉なのだが、pea brain という言い方と同様に、要は脳みそが小さいとそれだけ頭も悪いだろうという解釈から生じた言葉らしい。非常にシンプルな悪口である。 とはいえ、オウムは…

映画「ヨコハマメリー」

順番は映画が先なんだろうけど、監督である中村高寛「ヨコハマメリー 白塗りの老娼はどこへいったのか」を読んだので、映画も見に行った。本の文庫化をきっかけに、横浜シネマリン、シネマ・ジャック&ベティでリレー上映が始まった。平日を狙っていったが、…

「未来のサイズ」

俵万智の第6歌集。「サラダ記念日」が1987年だったことを考えると、このペースがよく歌集を出している人のか、そうでないのか、自分にはわからない。エッセイや短歌の教本みたいな形で露出が多い人なので、そんなに間が空いた気もしない。第5歌集の「オレ…

「英語日記 BOY」

英語の参考書ではない、英語関連本が売れているらしい。近年で言うと、清水建二先生の「語源図鑑」がやたら売れているが、あれは別格。英語学習書というのは、いろんなところから出版されていて、小さい出版社だと書店の棚に入れてもらうのも一苦労だそうだ…

「盤上の向日葵」

初の柚月裕子体験である。中公文庫で上巻700円、下巻680円(いずれも税別)とは結構強気な値段設定と見た。この「盤上の向日葵」がそれだけ売れると踏んでいるという事かと思う。すでに評価の高い作家だけど、これまでは縁がなく、柚木麻子さんと混同してい…

「白い病」

新型コロナウイルスの影響で、カミュ「ペスト」がまた注目され、デフォーの「ペスト」も店頭に並び始めた。サラマーゴ「白い闇」なんてのも出ている。ついつい買ってしまったが、川端裕人「エピデミック」も重版されていた。その他小説以外にも、感染やウイ…

「父のおともで文楽へ」

小学館文庫の棚はあまり見ないが、桜木町駅のBook Expressでは入口すぐに新刊文庫として並んであった。著者の伊多波碧さんについては知らなかったし、過去作品を読んだことはない。コロナ禍で文楽はご無沙汰だし、逆に娘をいつか連れていきたいと思っている…