晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2019-01-01から1年間の記事一覧

「ブラームス」

クラシックには明るくないのだが、ブラームスは結構好きだ。とはいえ、詳しいわけではない。このドイツの作曲家が好みになったのはある映画がきっかけになった。パトリス・ルコント監督の「仕立て屋の恋」。この作品のおかげで「ピアノ四重奏曲第1番」だけは…

当面はLSDで

湘南国際マラソンが終わって、練習をほぼ100%LSD(ロング、スロー、ディスタンス)に切り替えた。なんとなく目標を失っていたためだが、続けていくと妙に楽しい。湘南国際後に申し込もうと思っていたハーフマラソンが親戚の結婚式と重なり、泣く泣く断念。…

「未来国家ブータン」

ブータンの人と話す機会があった。ブータンといえば、民族衣装のゴ、幸福度が高い、国王といった印象しかなかったが、話してみると、結構オープンマインドな人たちなのだなあと月並みな印象を持った。会った人がたまたまそうだったと言われればそれまでだが…

たらば書店再訪 「たらば通信17号」

鎌倉市内ながらずっと大船止まりで、北鎌倉や鎌倉まで足を延ばす機会がなかった。飲むとなると、価格や店舗の数でどうしても大船に分がある。ここ数年の大船には勢いすら感じる。 しかしながら、その間に気になっていたのが、鎌倉駅近くのたらば書店である。…

湘南国際マラソン2019

今年も参加した湘南国際マラソン。昨年は10キロだったが、今回はまたフルマラソンに参加することにした。湘南は通算4度目でフルは3回目。全体では5回目のフル。また長い距離を歩いてしまって、反省の弁が基本であることは間違いないが、今回はややポジテ…

「韓国 行き過ぎた資本主義」

この本のテーマとはズレるが、その昔、韓国からの留学生と接して思ったのは、韓国という国はサブカルチャーが育ちづらい土壌だなということだった。みんながみんな、同じゴールを目指して、ひたすら山を登っている印象だ。この金敬哲「韓国 行き過ぎた資本主…

「ローマ法王」

フランシスコ法王が23日に来日する。ローマ法王の来日は2代前ののヨハネ=パウロ2世以来だという。今の法王は清貧で飾り気のない人物として、人気が高いという。キリスト教関連の本を読んだ後でもあるし、この本も法王来日に合わせて出版されたものであろ…

「ぼくには数字が風景に見える」

軽々しいが、この本を読むと、アスペルガー症候群はともかくサヴァン症候群にはなってみたい気がしてくる。辛かった時期のことも書かれていて、この「僕には数字が風景に見える」に割かれているページ数よりも長く感じたことだろうとも思うが、それを乗り越…

「宣教のヨーロッパ」

歴史で習う、フランシスコ・ザビエル。日本にキリスト教を布教した人だが、この人はイエズス会の人である。キリスト教が、カトリックとプロテスタントという大きな区切り以外にも、様々な宗派というか会派というかが存在しているのは、キリスト教に縁のない…

「横浜1963」

1964年に開催された東京五輪前年の横浜を舞台にしたミステリーが、2020年東京五輪・パラリンピックを翌年に控えた今年に文庫化された。今月だったか先月だったか、同じ出版社の文藝春秋から蜂須賀敬明「横浜大戦争」が文庫化されている。家には柞刈湯葉「横…

「さよなら妖精」

米澤穂信「王とサーカス」「真実の10メートル手前」を読んで、主人公・太刀洗万智という存在を知った。手に取るのはほぼ一年後になったが、このキャラクターが初登場する「さよなら妖精」を読むのは、自分にとってほぼ必然だった。端的に言えば、書いた米澤…

「伊藤和夫の英語学習法」

代々木ゼミナールや東進ハイスクールの予備校講師だった佐藤忠志氏が亡くなった。かつて講義を受けたことがある者として、ご冥福を祈りたい。本題に入る前に思い出話となってしまうが、講義の内容よりは、「華のある講師」という印象だった。友人に、(夏期…

第31回こはるパラダイス

立川こはるさんの高座を見に行った。彼女を見るのはたぶん3度目。野毛のにぎわい座の地下2階にあるのげシャーレなる小会場でやる独演会に「こはるパラダイス」なるタイトルがついている。2度は高円寺で見たと記憶する。せっかく地元に来ているので見ちゃ…

磯子区 銭湯巡り

7月末だったろうか、家から一番近いと思える「いなり湯」に入ったら、「横浜銭湯ゆらんシールラリー」の台紙を見つけた。期間は1月26日から11月26日まで。できれば全部制覇したいところだけど、残り期間を考えると約60軒あるすべての銭湯に行くのはほぼ無理…

「犯罪」

なんともシンプルすぎる題なので、妙に気になっていた本だった。フェルディナント・フォン・シーラッハ「犯罪」。題の代わりに著者の名前がちょっと長いか。ドイツ語だと名詞は長めになってくる。著者は弁護士。11話の連作短編からなっていて、いずれも自分…

「わが母なるロージー」

「本屋大賞」翻訳部門やら「このミス」の海外編でも1位だった「その女アレックス」など、いわばカミーユ・ヴェルーヴェン警部を主人公にした三部作の番外編というべきか、中編が残っているというのは「傷だらけのカミーユ」の解説に書いてあった。それがこ…

「不当逮捕」

本田靖春「不当逮捕」を読んだ。再読のつもりで読んでいたが、実は初めてだったらしい。そもそも週刊ヤングジャンプの「栄光なき天才たち」で「不当逮捕」の漫画版を読んだのが、読売新聞の記者・立松和博を知ったきっかけだが、活字でも読んでいると信じ込…

はじめての「避難勧告」

東京にある職場を早めに出たのは、雨でダイヤが乱れるのを警戒しただけだった。横浜スタジアムで行われている横浜ー阪神戦が雷雨で1回裏で中止になったので、それなりの雨なのだろうとも思っていた。 電車は遅れたなりに連絡は良く、割とスムーズに自宅に到…

ランニング@ソウル

海外出張の数は韓国が一番多いはずだが、定期的に走るようになって出向くことはめっきりなくなった。年齢的にあまりお呼びがかからなくなったのが実情か。ただ出張で行くと、相手先と飲んで(もしくは支社の連中と飲んで)、朝は起きるだけで精一杯のことが…

エルトン・ジョン「ホンキー・シャトー」

映画「ロケットマン」を見た。早速、エルトン・ジョンが聞きたくなって、初期のアルバムを買った。なにしろ多作な人だ。何枚かは持っていたけど、映画で使われた曲で見ると、その3~4割くらいしか手元にない。それが多いか少ないかはわからない。で、それ…

「ベランダ園芸で考えたこと」

ペットや植物を育てたあまり記憶がない。小さい時にカメを育てるのに失敗した。それもどうも記憶があいまいで、周りの人間に言われたのでそう思っているだけだ。カメを殺してしまったのか、逃げられたのか、はっきりとした記憶はない。自分は生き物の面倒が…

「キラキラ共和国」

「ツバキ文具店」の続編「キラキラ共和国」が文庫化されたのでさっそく読んでみた。文具店の店主で代書屋のポッポちゃんこと鳩子が、ミツローさんと結婚して、その娘のQPちゃんと家族になるところからスタート。いろんな代書の依頼やちょっと身近な食べ物の…

Garmin Connect ステップチャレンジ 175k からの陥落

Garmin Connectのステップチャレンジで175kの高みまで上ったが、予想通り数週間で陥落した。週に17万5千ステップ(歩き・走り)以上を2週連続で達成し、150kから175kに上ったものの、1週間だけはキープできるステップ数を稼げた。しかし、その後は届かず…

「「他者」の起源」

ト二・モリスンが死んだ。米国人女性で初のノーベル文学賞作家が8月5日に「短期間の闘病」の末、死亡したとの報に驚かされた。最近、本を読んだばかりなのに。ただ彼女のいい読者とは言えない。小説は「ビラヴド」「ジャズ」などを購入しているが、読み切…

「教養としての将棋」

下手の横好きレベルだが、将棋とは長い付き合いだ。サッカーや野球はできなくなったが、将棋だけは続いている。スマホに入れているゲームのアプリは将棋とチェスだけ。下手は下手なりに楽しんでいるつもりだ。まあ、コンピューター相手にやたらと「待った」…

「わが悲しき娼婦たちの思い出」

このご時世、人前では読みづらい本のタイトルだが、雨が降って走れない休日の朝に手に取って一気に読了した。さすがに読ませるな、ガルシア・マルケス。解説を除くと、130ページほどの小説なので、読むにはさほど時間はかからないのだが、それはそれで夢中に…

「神戸・続神戸」

よく知っているわけじゃないが、俳人とばかり思っていた西東三鬼。書店で新潮文庫の新刊を見ると「神戸・続神戸」の表紙でその名を見た。散文も書くのか、この人。帯には「森見登美彦氏 賛嘆!」と書いてある。絶賛でも驚嘆でもなく、賛嘆なのか。変換の選択…

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」

英語の参考書なぞ読む気はなかったが、最近評判なのとヘミングウェイにつられて購入した。この歳でしっかり勉強させられてしまった。頭がドッと疲れた。だからと言って、身についたとは言えないが。なんか大学か予備校の授業を受けたみたい。倉林秀男氏と河…

Garmin Connect 175k ステップチャレンジ

昨日、Garmin Connectのステップチャレンジにて、175kに昇格した。簡単に説明すると、Garmin Connectに登録している人たちが10人~12人ほどに組み分けされ、1週間にどれだけステップを踏んだか(歩き・走り)を測るもの。先々週、先週と一週間に17万5千ス…

根岸森林公園でランニング教室

根岸森林公園でランニング教室が開かれるという。あいにくの雨ながら、霧雨もしくはそれがやや強くなった程度で、むしろ涼しいくらい。ランニングに適しているともいえる。そもそも雨天決行とうたっているが、一応ホームページで中止でないことを確認し、根…