晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

ランニング@ソウル

 海外出張の数は韓国が一番多いはずだが、定期的に走るようになって出向くことはめっきりなくなった。年齢的にあまりお呼びがかからなくなったのが実情か。ただ出張で行くと、相手先と飲んで(もしくは支社の連中と飲んで)、朝は起きるだけで精一杯のことがほとんどだ。今回は、服やコスメ用品購入目的の妻娘についていっただけなので、深酒はないだろうし朝は走りたいと思っていた。ただ長期滞在をしたことがないので、ランニングコースまでは頭にはない。

 二泊中、一泊目の朝は前日が遅かったのでホテルの周りを走って済ませたが、二日目はホテルのスタッフにランニングができるところを聞いてみた。しかし、彼がすすめたのは道路を渡ったところにある小さな公園。体型を見て判断したのかもしれないが、もうちょっと走れるぞとばかりに公園を通り越して、昨晩夕食をとったあたりを走った。すると川が見えた。おお、これは清渓川(チョンゲチョン)。韓国の元大統領が市長時代に整備した川で両側は歩道になっているはず。ここなら車や信号に煩わされることなく走れるはずと、そのまま階段を下りた。

 清渓川はソウルの中心を流れている10キロ程度の川。ちなみに、川の規模は河、江、川の順で示される。河は黄河レベルで韓国国内にはない。いわゆる漢江(ハンガン)の下の規模の川ということ。山は日本の方が高いが、川は韓国の方が長いのが多い。

 清渓川は繁華街近くの光化門(カンファムン)から、乙支路(ウルチロ)、東大門(トンデムン)の先まで続いている。出張レベルでいわゆる明洞(ミョンドン)あたりに泊まるなら、割とアクセスは楽だと思う。そこから東大門に向かうとそれなりに距離が稼げる。こちらの宿は東大門あたりに泊ったので、市の中心に向かうことにした。

  すると2キロ超えたあたりで、左側から川が合流している地点にあたった。おっ、左側にも舗装された道が続いている。すこし光化門側に進んだが、戻って清渓川に合流している川を上っていった。

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清渓川沿いにランニング。時にはこんなところも

  この川の名は、城北川(ソンブッチョン)。ウィキペディアによると5.45キロの長さらしい。清渓川沿いよりはきちんと舗装されていて随分と走りやすい。ただランナーが少ない。歩行者専用かなと思っていたら、何人かランナーにすれ違ったので、走っていても問題ないのだろう。橋の近くには備え付けの健康器具が設置してあり、主に高齢の方々が体を動かしていた。

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備え付けの健康器具で運動する人たち

 家族とホテルのビュッフェで食事をする時間を決めていたので、あまり遠出はできない。時間があればとことん行きたいところだったが、城北川に入って2キロくらいで折り返して、また清渓川との合流地点から東大門に向かった。川に下りる場所には番号が振ってあるので、その番号を覚えておくといい。その場所で通常の道にあがりホテルまで約8.8キロのランとなった。まだまだ走れるぞって感じだったので少しもったいない気がした。ソウルは東京や横浜よりも北にある分、8月下旬の日中でも20度後半でとても過ごしやすく(朝は涼しかった)、道がほぼフラットだったのも理由だったと思う。北にある分、日の出が遅いので、スタートも遅くなるが。

 ところどころ、イヤな臭いするポイント(下水の関係?)もあったが、概して気持ちのいいランとなった。次もまた東大門近くのホテルをとって、支社のある光化門あたりまで目指したい。ランニング姿での出社もオツだと思うのだが、たぶん出張自体ないだろうな。