晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「ミッドサマー」と「ヴェニスに死す」

嫌なものを見てしまったが、誰かとその内容を共有したくもある。そんな気にさせられたのが、アリ・アスター監督の「ミッドサマー」である。「祝祭スリラー」「白夜スリラー」とか「青空スリラー」などと形容されている。「スリラー」とのギャップを考えると…

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

ブレイディみかこさんの本が売れている。新刊の「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマースミスのおっさんたち」の出だしはどうかわからないが、この「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は50万部を突破しているという。だいたいご主張はわかると…

Garmin Sports を使った練習

横浜マラソンは中止が決定し、湘南国際マラソンはランナーの応募を延期して、日程の変更を選択肢に含めながら開催を模索している状態。もしかしたら規模を縮小して開催する可能性もある。開催が冬となると、またコロナウイルスが猛威を振るう場合だってあり…

「詩は友人を数える方法」

なんか岩波ジュニア新書にある本のような題だが、講談社文芸文庫から出た、しっかり大人の値段の本だ。もちろん安いことに越したことはないが、読んだ後の満足度は高い。一言でいうと、「現代アメリカ版 奥の細道」か。読んでいて、これは芭蕉だなと思ったが…

「空港にて」

村上龍さんの小説を読んだ。たぶん「半島を出よ」以来。というか、他に書籍で読んだ記憶がない。いまさら「ダブル村上」のもう一方と比べるような真似はしたくないが、あちらさんのは、長編は身構えてしまって手が伸びないが、短編やエッセイなどはよく読ん…

「アメリカ語を愛した男たち」続

昔、米国出身の方の焼酎セミナーに参加して、酒のテイスティングで、オレンジ、カシューナッツ、バニラなど、焼酎や泡盛になじまない言葉で例えていたのに驚いた時があった。言われてみると、そんな感じがしてくるのが、我ながら流されやすさに情けない気も…

「アメリカ語を愛した男たち」

読むのに時間がかかってしまった。英語がらみの本なので、英文読むのに手間取ってしまった。中古本で300円で手に入れて、ここまで楽しませていただけるのはありがたい。 翻訳家であり、「探偵物語」(松田優作が工藤俊作を演じた方。赤川次郎原作じゃなくて…

「オーケストラがやって来た」

クリスチャン・メルラン「オーケストラ 知りたかったことのすべて」が読みたいと思っているが、みすず書房の書籍は高額である。相応のボリュームがあるとはいえ、6000円。消費税込みだと6600円だ。緊急事態宣言が解除され、いまでこそ図書館で借りるという選…