2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
ここ数年、戦争を体験している人たちが「戦時中と雰囲気が似てきた」と口にすることが多くなったように思える。とはいえ直接聞いたわけではなく、メディアを通してなのだが。戦争中の話を多少は親を通じて聞けた世代だが、こちらも子どもだったので、「大変…
懐具合が寂しくなってくると、古本屋に足を運ぶ数が増える。結構サイクルが早くて、数カ月前に刊行されたばかりの本が見つかることもある(まだ高値だが)。そんなときに見つけたのが、この本である。この人はテレビで見たことあるな、と。ただ、それだけじ…
来年は、遅ればせながら英語をもう集中して勉強してみようと思っている。同時に、何をいまさらという気もしているのだが、今年が英語本の当たり年と言われ、刊行された本に直接的・間接的に刺激を受けているのが大きいと思う。仕事で英語で触れることも多い…
フィンランドと言われて思い浮かぶのは、まずサウナ。今はブームだそうだが、もっと長いスパンでのファンである。よくサウナに泊まった記憶がある。それと、サッカー選手のリトマネン。結構好きなタイプの選手だった。あとは、ムーミン、ノキア、シベリウス…
古い本である。刊行は1989年。著者の中村保男さんは10年以上も前に亡くなっている。古本屋で見つけて、ついつい買ってしまった本だ。なんせ、Time flies like an arrow を電算機が「時間蠅は矢を好む」と訳したなんて書いてある。現在、便利な自動翻訳…
全集未収録なので、読んでみた。簡単に言ってしまえば、田村隆一はどこに向かおうが田村隆一である。読んだ感想としては、それを再確認したに過ぎない。帯にも〈ニホン酔夢行〉と書いてあるが、読み進めて頭に浮かんだのは、やはり「インド酔夢行」だ。目的…