晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「英語は10000時間でモノになる」

ランニング同様、英語も本を読んでギアを入れることがある。この「英語は10000時間でモノになる」は、ベンチャー企業の創業者から事業家・教育者に転身した橋本大也さんが自らの英語学習実践法を綴ったもの。普段目にする英語教育に携わる大学や予備校の先生…

「三春タイムズ」

小田原の「南十字」で購入した本。里心ってほどではないが、東日本大震災以降、福島県の浜通り中心だった関心が県全体、東北全般に広がった気がする。名前は知っているけどよく知らない町についての本。何かの縁だと思った。 磐越東線で郡山から二駅目にある…

「シャガールの馬」

虫明亜呂無さんの小説を読んだ。エッセイや評論を読んではいたのだが、小説も書いていて、1979年には直木賞候補にもなっている。「シャガールの馬」というこの短編集が対象だった。小説だけをかいているわけじゃないのか、1971年から78年までと比…

対談「私が読者になる時〈とき〉」西加奈子×村田沙耶香

生の小説家を見るのは久しぶり。有隣堂でチラシを見て無料イベントに応募したら、まだ先着250名の枠内だった。新宿の紀伊国屋ホールも想像したほど、大きなハコではなかった。落語会にはちょうどいいかも。紀伊国屋書店や有隣堂などの書店でつくる悠々会…

「懐かしい未来 ラダックから学ぶ」

「幻のユキヒョウ」を読んだのがきっかけ。「懐かしい未来」という題は、上白石萌音さんの歌にもあるようなので、あえて副題も記した。ラダックとはインド北部の地域で、インドながらチベット文化が色濃い地帯だ。ユキヒョウ姉妹さんのこの本によると、ユキ…

「老人と海」

言わずと知れた名作「老人と海」。世間的な評価を踏まえて「名作」と書いてはみたが、昔読んだときには名作だとはまったく思わなかった。「老人の独り言をずっと聞かされた」というのが、今回読むまでの印象だった。それ自体に間違いはない。 今回はふとした…