晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」

気持ちが乗らない時に、ランニング関連の記事や本を読んで、自分を奮い立たせることがある。走ること自体に抵抗がないのだが、時間がないからと、30分~1時間ほどダラダラと走り、それでアリバイを作った気になっている。休日などは、走ったから飲もうと昼過…

「地図のない場所で眠りたい」

早稲田大学探検部出身の作家二人による対談集。一人は「謎の独立国家ソマリランド」など、秘境に行ったり怪獣を探しに行ったりと、行動そのものがネタになる高野秀行。もう一人は、「極夜行」で一段と有名になっている探検家・角幡唯介。10歳違い(高野が196…

「ストーカーとの七〇〇日戦争」

この本の中にも「人の不幸は蜜の味」なんて表現が出てきていたが、それが面白いわけではない。まあ、そのような一面もあるかもしれないが。「世界屠畜紀行」「飼い食い」で知られる内澤旬子が記したストーカー体験。実際の被害者が自ら綴っただけに、そこら…

「銀座ナイルレストラン物語」

銀座の歌舞伎座近くにあるインド料理店「ナイルレストラン」。同じ並びに3階建て以上のビルがそろっている分だけ、逆に2階建ての建物が目立つ。昭和通りと晴海通りがぶつかるところにある。ずいぶんと行っていないのだが、初めて連れて行ってもらったこと…

「藻屑蟹」

ニュースサイトでこの作家の存在を知った。赤松利市。除染作業員を経て、作家になった。すでに60歳超。若いころには年収が2千万円を超えていた時期もあったが、仕事も家庭もダメになり、東日本大震災後は土木作業員、除染作業員をして生計をたてた。サイト…