晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「世界はラテン語でできている」

個人的に、ラテン語=教養。英語のみならず様々な言語の「素」となっているが、日本人の場合は英語を通じてラテン語に源を持つ言葉に触れるという形が一番多いのでは。その意味では、英語学習者が読んでもためになる一冊である。どちらかというと、そのよう…

「この世にたやすい仕事はない」

奥付をみると文庫の初版が出たのが2018年12月だが、なぜか新刊文庫のように平積みされている。「サキの忘れ物」を読んでいるので、こちらが先に刊行されているのはわかっていたが、どうやらまた脚光を浴びているらしい。ドラマ化でもするのか。それは…

また浸かりたい横浜の銭湯④

複数の友人から好意的な噂を聞いて、一度行きたいと思っていた亀遊館。家からはやや距離がある金沢八景が最寄り駅。その昔、鎌倉へのトレイルの帰りに寄ってみたが、営業日だったはずなのに休館日だった(臨時休業)。昨年、「ランナー禁止令」が発令されて…

「名前で呼ばれたこともなかったから」

先日読んだ「空が青いから白をえらんだのです」の続編。奈良少年刑務所の受刑者が所内の教育プログラムで紡いだ詩を紹介している。収容者は16歳以上26歳未満の者で、少年院に比べるとずっと重い罪で服役している。殺人、強盗、レイプ、薬物、放火といっ…

「空が青いから白をえらんだのです」

別な本を買いに行ったのに、書店を出るときにはこの本を持っていた。リアル書店の良いところだ。 キャスリーン・フリン「「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室」を読んでみようと新潮文庫の棚をさぐると、同じく新刊で、寮美千子編「名前で呼ばれたこ…