晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義」

ランキング参加中読書 講談社現代新書が昨年の夏過ぎあたりから、内容を100ページくらいして、やや安価にした「講談社現代新書100」というシリーズを始めた。思想ものを一気読みさせるというコンセプトのようだ。紙の本だと税込み880円でやや水増し…

「一日一言 人類の知恵」

ランキング参加中読書 古書店で200円で購入した本。すべてではないが、著名人(偉人というべきか)の生没日にあわせて、ごく簡単な略伝と肖像、そして著作物がある人はその一部分を記している(キュリー夫人については、子どもが書いた伝記から抜粋してい…

映画「ソングス・フォー・ドレラ」

久しぶりに横浜シネマリンで映画を見た。いつ以来か思い出せないが、改築後初めてかもしれない。チケットを買う場所が変わったと思ったので、たぶんそうなんだろう。いや、「トイレがきれいになった」という印象を持った記憶もあるので、一度は行った事があ…

「緋文字」

ランキング参加中読書 一生読むことのない作品だと思っていたが、ひょんなことで手にとった。読んでみると結構面白い。とある英語学習紙に、ナサニエル・ホーソーンの「緋文字」が、米国の高校の授業で扱う定番の小説だと書いてあった。なるほど、漱石、鷗外…

「言葉の海へ」

ランキング参加中読書 子どもが辞書を引く姿を見た事がない。なんでもスマホが解決してくれるらしい。小学校のときは喜んで調べた言葉に付箋をつけていたのに。ものを書くときに辞書がないと落ち着かないって、昭和以前の生まれの特徴なのだろうか。 赤瀬川…

「現場で役立つ 鉄道ビジネス英語」

ランキング参加中読書 見るからにニッチな本である。初めて見たのは、JR桜木町駅構内の書店。レジの横にこの本がたててあった。「現場で役立つ 鉄道ビジネス英語」。誰が読むんだこんな本。誰が学ぶんだ「鉄道ビジネス英語」。撮り鉄、飲み鉄などの鉄道フ…

「更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち」

ランキング参加中読書 年末だったろうか、書店をのぞいたら、村上春樹「古くて素敵なクラシック・レコートたち」が平積みされていた。1年半前ごろにでた本のはずなのに、どうしたクラシックネタの本でも並べているのかと思っていたら、続編が出ていた。 自…

本屋 象の旅

ランキング参加中読書 最初はシネマ・ジャック&ベティから送られてきたチラシで見たのだろうか。新聞の記事を読んだときには存在自体は知っていたので、SNSで知ったかもしれない。とにかく横浜に新刊書店がオープンしたという報に接した。昨年11月だそ…

「「不思議の国のアリス」を英語で読む」

アスク出版が出した「ヘミングウェイで学ぶ英文法」が火付け役だったと想像するが、近年、英語の原書をテキストにして英文法を学ぶ学習書が多い。アスク出版は、その後、オー・ヘンリー、シートン、ホームズ(作家はコナン・ドイル)などと続けているし、文…

「ライオンのおやつ」

小川糸さんが書く本には、愚かな人や弱い人は出てくるが悪い人は出てこない(態度の悪い人は出てくる)。これまでもそう思っていたが、「ライオンのおやつ」を読んでその思いを強くした。30代ながら余命宣告を受けた海野雫が「終のすみか」と決めたのは瀬…