2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
町田康氏が酒をやめていたとは知らなかったが、こうして本になっているのだから、やめているのだろう。副題には「大酒飲みの決断」とある。酒がらみのエッセイは気になるが、やめるとなると興味が薄れる。ただ、依存症から脱したという話なら関心はある。こ…
横浜市中区長者町にあるライブハウス「FRIDAY」。40年続いている。音楽好きや地元で飲む連中には知られたハコなはずだが、伊勢佐木町や福富町界隈に縁のない人や県外の人にはわからないのも無理はない。クレージーケンバンド(メンバーを絞って)が定例ライ…
浪江に住んだことがありながら、請戸で酒をつくっていたことを知ったのは東日本大震災の後だった。請戸から避難して山形を拠点に酒を造り続けている酒造店があるとの報道を耳にしたためだ。高校時代に飲酒は習慣化しつつあったが(ただしサイクルは月に1、…
勝手ながら、ブラームス・ブームである。中古だと安価で手に入るという点も後押ししている。買いあさるってほどでもないが、ここのところ、週末に1、2枚と買っては家族が起きる前に聴いている。そのせいでランニングに入る時間が遅れている。 前に読んだ、…
二階堂奥歯さんの日記にたびたび登場するのが、雪雪さんという方。奥歯さんより本を読んでいる人らしい。想像を絶する。現在は福島県郡山市の書店でお勤めのようだ。二人の出会いというか、ファーストコンタクトがすごい。雪雪さんが以前勤めていた書店で、…
二階堂奥歯「八本脚の蝶」がとうとう文庫化された。近くの書店に平積みされていたのは、山崎ナオコーラ「かわいい夫」。なぜこんなに置かれているのか、ドラマ化でもされるのかと手に取って帯を読んだら、「八本脚の蝶」も同時に刊行されているではないか。…
走り始めて何年か経っているものの、初心者レベルの自分にとっては役に立つ部分がいくつかあった。サブ2.5のランナーというのはあまりに遠い存在で、自分からすればレースでは背中すら一度もみないままゴールしてしまうようなランナーであろう。著者の諏訪通…
デトロイト。主要産業は自動車で「自動車の街」と言われていた米国中西部の都市だ。数年前に、アフリカ系アメリカン人の暴動を描いた「デトロイト」という映画を見た。白人警官が高圧的というかほぼ脅迫ともいえる尋問をするシーンが頭に焼き付いて、後味が…
「焼け」がひどい文庫本を読んでしまおうと、三島由紀夫「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」を読み始めた。売っても値がつかないだろうが、他の本に混ぜて古本屋に出すつもりだ。三島の戯曲。読んでみると、えらく面白かった。特に「サド」の方は夢中になっ…
久々のジャック・アンド・ベティで「さよならテレビ」を見た。会員更新時にもらった無料鑑賞の券をそのまま使った。「さよならテレビ」は、「死刑弁護人」「ヤクザと憲法」で知られる東海テレビの制作。先にテレビで放映されたものは、テレビ関係者の間でD…