晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「物語を忘れた外国語」

黒田龍之介さんの本を読んだ。この人のいいところは、外国語を学ぶって単純に楽しいと思わせるところだ。きっちり学ぶとなると、しっかりした勉強が必要だろうと思うのだけど、つまみ食い程度の楽しさもあることを教えてくれる気がする。でも、この人はロシ…

「猫は知っていた 仁木兄妹の事件簿」

書店の棚に目に留まったのが、この本。仁木悦子さんの江戸川乱歩賞受賞作だ。たぶん、子どもの頃に一度読んだと思うが、忘却力に磨きがかかっているので新作のように読めた。1957年発表の本なので、言葉遣いが懐かしい。「上手」よりも「達者」、「レン…

「春原さんのリコーダー」

短歌集や俳句集を読みたくなることがある。なんか言葉の感性が鈍くなったなあと思う時(まあ、鈍いのだが)、長行を読むのがきつい時、別の視点で言えば、短くてもいいからグサッと刺さる言葉に触れたい時などに多い気がする。季節の変わり目にも、このよう…

第16回湘南国際マラソンにエントリー

来年に2月に予定されている湘南国際マラソンにエントリーした。横浜マラソンは参加費の高騰で簡単にあきらめたが(中止後、オンライン開催に移行)、湘南国際には少しばかり逡巡した末に参加することにした。大会2週間前までに2度のワクチン接種と、本番…

「かぼちゃを塩で煮る」

いままで表紙買いはあったが(特に単行本で)、タイトル買いは初めてかもしれない。本のタイトルだって表紙に書かれているのだから、これも表紙買いの一種ととれるか。ふと寄った書店で、予定になかった本を購入してしまうことはそれなりにあることなのだが…

「夜と霧」(新版)

いまさらだが長らく読み継がれてきた本を読んだ。自分の書棚にもずいぶんと長い間埋もれていた。ヴィクトール・E・フランクル「夜と霧」。霜山徳爾さんが訳した旧版もどこかにあったはずだが、目に入った池田香代子さんの訳で読んだ。内容に入る前に新旧版の…