晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「焼野まで」

大辞林によると「焼野(やけの)」には二通りの意味がある。①早春、野焼きをしたあとの野原。②大規模な火災などのため、焼け果てて荒れている所。やけのがはら。 この小説は、東日本大震災の直後に子宮体がんが見つかった村田喜代子さん自身の体験がもとにな…

「装丁物語」

懐事情で読むのは文庫か新書がメインになって、やや寂しいと思うのが装丁のインパクトが薄れること。店頭の主役がLPレコードからCDが変わった時にもそのような気持ちになった人が多いだろう。どうしてもジャケットのインパクトが弱くなる。ストリーミングな…

「ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた」

個人的に刺さるタイトルだ。ウルトラQからウルトラマンタロウまで、お付き合いした世代だが、就学前に出会ったウルトラマンとウルトラセブンの印象が強い。ウルトラマンであるハヤタ、セブンのダンを演じた、黒部進と森次浩司(現・晃嗣)に対しては、その後…

月刊みすず 読書アンケート特集 2020年

「月刊みすず」恒例の読書アンケート特集。毎年2月の初旬には手元に届き、すぐに読むのだが、今年はタイミングを外してしまいそのまま1カ月経ってしまった。各分野の識者へ、昨年読んだ(刊行されたのではなく)本を5点あげるのがお題となっているが、今…