晴走雨読 横鎌日記

気ままな読書と無理しないランニングについて綴ります。横浜と鎌倉を中心に映画やお出かけもあり。ここのところ、行動範囲が限られています

2023 三浦国際市民マラソン

 4年ぶりに開催された三浦国際市民マラソンに参加した。もちろんできなかったのは、コロナウイルスが理由である。今年は第38回で、今回の参加賞Tシャツは黄色なのだが、同じく「38th」とプリントされているが、別な色のTシャツがあった。よく見ると、2020年とか2022年とかバラバラ。参加賞を参加者に送付した後に中止が決まったのだろうか。同じ「第38回」ながら、色はもちろんデザインのコンセプトも違う参加賞Tシャツを見て、コロナの傷痕を感じた。

ゴールがやっと見えてきた

 レースの話となると常に反省の弁になるのだが、今回は一段とひどかった。ハーフのレースの2度目の体験で、走ったのも同じコース。4年前はあまりの寒さに給水もせずに震えながら走った。今回はあきらかな準備不足。仕事を理由にしてはいけないが、走れない日が続いた。今回は、お金を払った練習という心づもりで参加した。

 走りが悪いのは自分のせいだが、今回は主催側の仕切りにも問題があったと思う。更衣室と荷物置き場が別々なのはいいとして、一つの流れに組み入れて欲しかった。別々に長い時間ならんで会場に向かうと、もうレース10分前。現地についたのは1時間半以上も前なのに、そして更衣室の長蛇の列を見て外で着替えたのに、荷物を置いたときにはもう15分くらい前。急いで会場に向かう。自分の後ろにも相当数がいた。あの人たちが全員スタート時間に間に合ったとはとても思えない。

 三浦国際マラソンのコースを「平地がない地獄」と評したのは、自分の数倍も脚力がある友人だが、今回は10キロ過ぎで脚が止まったので、そのつらさが身にしみた。前回に比べて、起伏の多さを実感する時間が長かったと言うべきか。ハーフのコースは、海岸沿いからスタートすると、三浦霊園という墓地の丘を登ることになる。そうすると、職員の方々と思う人たちが「歓迎」と書かれた看板の前で手を振っていた。前を走っていたランナーは、「霊園に歓迎されても困るよね」と友人とおぼしきランナーに話していた。

 調子が悪いのか、練習不足なのか、以前走っているはずなのだが、「こんなに坂がきつかった?」という気持ち。まだ3キロくらいなのに、もう歩いている連中がいる。こりゃ、自分ももたないかもなという気持ちがもたげてきた。

 神奈川県でも最も低い山である岩堂山から城ケ島に向かう。ここらは下り坂でいいのだが、またここを登るのかという気持ちになり、折り返しあたりで脚が止まった。なぜか、気持ちが続かない。城ケ島からはまた登り。そこからは微妙なアップダウンの繰り返し。登りは歩き、下りは脚を速めるというのを交互に続けてなんとかゴール。ハーフなのに、前回よりも40分近く遅かった。

 同日に行われた東京マラソンに外れた人が三浦に向かったのか、思ったよりも人は集まったように思える。今度はもっとコースを頭に入れて、走ってみたいとはやくもリベンジを誓った。そして、三浦を走るときは、念のためにもっと厚手のウェアやゼッケンがみえるようなウィンドブレーカーを準備するべきだなといまさらながら思った。