2月。晴走雨読と銘打ってはいるものの、晴れた日が続いているのに読書の方に傾いている。普段のランニングは朝練が主なので、寒い、暗いが理由だ。朝起きてコーヒーを飲みながら新聞や本を読んでいると、もう外に出る気になれないでいる。そんな時に自分なりに「喝」を入れる方法が、ランニング関係の本や雑誌を読む、もしくはウェアやシューズを買って、気分をあげることだ。
「ランナーズ」などのランニング雑誌もいいのだが、時折、成功談・体験談が鼻につくことがある。ひがみであることは明白だけど。で、今回は「RUNがカラダに効く10の理由。」との題の「Tarzan」2月22日号を買うことにした。しかし、いざ買うとなると、この「Tarzan」という雑誌はオヤジにはなにか買いづらい。自意識過剰の指摘は受け止めるとして、オヤジがオヤジとして素でいられる成人雑誌の方が買いやすいのだ。「Tarzan」は、若者との距離を縮めようとのあがきがあるようで、ちょっと照れくさい。Suicaで購入し、袋もいらないといって、店員との会話を最小限にして足早に書店を去った。
Tarzan (ターザン) 2018年2月22日号 No.735 [RUNがカラダに効く10の理由。] [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/02/08
- メディア: Kindle版
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読者ランナーのアンケートや未経験者をランニングに誘うような記事はあまり参考にならなかったが、「ガチゆる」の練習法はちょっとやってみようかという気になった。短時間の全力運動をLSDにプラスするなどは試してみる価値があるかもしれない。体が硬くて、写真とは別ものになりがちだが、ウォームアップ用とクールダウン用のストレッチも取り入れてみようか。平日の朝練だと時間がないせいか、おろそかにしがちである。
かなり久しぶりに買ってみたが、初心者から専門的なこと、そして自分にはさほど興味のないファッションまで網羅していて、それなりに参考になる。しかし今回、恥ずかしながら買った動機付けとなったのが、川内優輝選手の寄稿。全文は購入して読んでいただきたいが、「ランニングはケガは付きものです。しかし、故障はランニングに付きものではありません。ケガを故障につなげないことを第一に、回復ルーティンを確立」するというのは身に染みた。彼のやり方は凄すぎて、逆に参考にならないが、コンディション維持の心構えとしては思うところが多かった。