大型連休は結構なのだが、派手に遊ばなくても出かけるとなるとカネがかかる。前半は雨が降ってくれたので家にこもることが多かったが、晴れたら晴れたでランニング後はどこかで一杯、といった気持ちになる。
年明けにインターネット回線をドコモにしたり、子供に携帯電話をもたせたりして、ドコモのポイントが約2万ポイントも貯まってしまった。実は使いもしないものをすすめられるままに契約してポイントを稼ぎ、時期を待って解約するなど、ポイントが貯まったとはいえ、いくらかはすでに持ち出している形で、ポイント数ほど「オイシイ」目にあっているわけではない。
そして、短期間にドカッとついたポイントに限って期限付きだったりする。ここはポイント消費のため、あまり金を使わずドコモポイントだけでできるだけ生活してみることにした。勝手ながら「キャッシュレス社会」の予行練習と位置づけ、まずは使える店を検索。コンビニはローソンとファミリーマートが使える。会社の周辺はローソン、ファミマが中心だが、自宅の最寄りコンビニはセブンイレブン。ローソンに行くとなると倍くらい歩かないといけない。出社している時なら、このドコモポイントが有効なのだが…。ただ、この連休中はATMで金を下ろすと手数料がかかる。現金をなるべくキープしたいので、歩いてローソンを利用することにした。
さて、食事である。朝食のように家族がそろっていれば家で食べて、金も使わないのだが、昼はそれぞれ別行動。せっかくだから、dポイントを使える店を探した。手頃のところではマクドナルドだが、朝マックは利用するが、昼にマックは抵抗感を覚える世代である。サイトをのぞくと、「d払い」「クーポン」とかあって複雑だが、どうやら「いきなり!ステーキ」で使えるではないか! 一度入ってみたかったので、最寄りの店に行ってみた。遅ればせながらのデビューである。
しかし、いきなりdポイント生活を断念する羽目になった。ワイルドステーキなるものを食べて、自分は200gが適量と思い、平日ならライスとスープも付くのか、悪くないなと思って、さてお会計。レジでdポイントカードを提示すると、「いきなり(とは言ってないかも)、dポイントは使えないんですよ。アプリをダウンロードしていただいて、ドコモポイントと紐づけして…」と丁寧な説明を受ける。たぶん同じようなことをした者に何度も説明をしているのだろう。妙に堂に入った口調だった。ポイントで食べるつもりで金は持っていなかったので、カードで払った。
店自体は気に入ったので、今度こそポイントでステーキを食べてやろうと思って、29日を狙った。ドコモポイントを肉マネーとやらに移行しなければならず、そのレートが29日が「ニク」で換算率が高いとのことだ。店に行く直前に、ポイントを肉マネーに変えたつもりが、処理の遅れなのか、肉マネーに反映されない。店舗に向かっても反映されず、今度は食べるのをあきらめた。その後、メールで処理の遅れの謝罪が届いた。たぶんレートが高い日なので、集中したのだろう。dポイントは、昼食系に弱いと見た。牛丼チェーンのいずれかと、日高屋や王将などで使えるようにしてほしい。ドコモポイントの営業努力に期待する。
本は丸善・ジュンク堂が使える。最初は川崎まで行ってしまったが、みなとみらいにも丸善があるではないか。気が大きくなって、川崎では辞書、みなとみらいでは後日、趣味の本を買ってしまった。タワーレコードでは久々にCDを買ったが、タワーのボーナスポイント期間でどちらかを選択しろというので、ここでもdポイント払いは断念。考えてみればタワーのポイントはオンラインで買わない限り、あまりおいしくない。これは失敗。
今回意識的にdポイントが使える店でお茶を飲んだりしてみたが、Tポイントが押され気味なのを実感。ドトールはTポイントの扱いをやめ、6月からdポイントが使えるようになる旨の通知がレジの近くにあった。ファミマはそもそもTポイントだったが、dポイントとの相乗りになった。そのほか、楽天も拡張しているようだ。
問題は夜。一度くらい家族で食事と思ったが、dポイントが使える個人経営の店はほぼないはず。で、チェーン系の居酒屋を選択。社名を言ってもわからないと思うが、チムニーという会社がdポイントを採用していた。「はなの舞」「さかなや道場」などを展開している。関内の「さかなや道場」に突入。悪くはないのだが、テンションが上がらない。やはり、何かを食べたいという目的から外れて、ポイントが使える店を単純に探したせいか、ノリが悪かったように思える。「さかなや道場」もそれなりにいい店だと思うのだが、たぶんその日は魚系という気持ちでなかったのだろう。
10日間ではなく約1週間の休暇だったが、細かい買い物はローソンで、日用品はマツモトキヨシで、コーヒーはサンマルクカフェを利用した。現金をあまり使わずに済んだのは確かだが、もうちょっと、ポイント利用の選択の幅がないと、わくわく感がないなと思った。今は肉マネーを使うタイミングだけが、もっぱらの楽しみである。